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治「ほなAちゃん今日は残業になると思うけど、残業代出すし帰りも送っていくからしっかり頼むな」


治さんはホンマにしっかりしてる

店長なんだから当たり前だけど。





今日は平日な事もあって、
営業時間中はそこまで混まなかった。



寺田さんは用事があるらしく、19時になって上がっていった。


この店内にゴツいスポーツ選手たちがたくさん来て、飲み食べして…
治さんはおにぎりひたすら作って
私はドリンクと接客をすればいいんだよね?


シミュレーションをしていると



治「Aちゃん緊張しすぎや。相手ツムたちやぞ」


『すみません…がんばります』


治「俺もある程度おにぎり作りためてあるしできりるだけ接客回るから2人で頑張ろな」


そう言って頭を撫でられて
不思議と安心していると




ガラッ

と扉が開いて、ぞろぞろと10人ほど入ってきた。




治「いらっしゃい」


侑「おん。お、Aおるやん!」


日「侑さん!この人がAさんですか?!うわ〜可愛い!!」


『えっ……///』


そんなキラキラな目で見られながら可愛いなんて言われるの初めて…



この人日向翔陽選手だ。




昨日は治さんからメールをもらってから

MSBYのHPを見て、選手の名前を眺めていた。

その為このオレンジの頭の日向選手は目立っていて覚えてる。




木「うわぁぁか、可愛い!!俺木兎光太郎!知ってる??」


あ、12番の木兎光太郎選手。



『バレーはあまり…分からなくて』



さすがにHP見ましたとは言いづらい



木「これから知っていけばいいよ!!名前なんだっけ??」


『鳥居Aです。』


木「Aチャン!!よろしくねAチャン!可愛いね。名前も可愛いね!」



侑「ぼっくん!Aが勢い負けしてる!関西人に勢いで勝つなんてほんま東京人のくせに度胸あるな」



木兎選手は東京の人なんだぁ…






そして、わちゃわちゃと打ち上げが始まった。

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作者名:z | 作成日時:2021年5月9日 1時

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