おにぎり宮の店員さん【MSBY木兎】 (ページ39)

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木「A！A！」

ピンポーンピンポーンピンポーン

？！何事…

『はーい？光太郎くん？おかえりなさ…い？！』

ぎゅうううう

遠征帰りの光太郎くんに抱きしめられる。

木「A、体調は？！」

『もう大丈夫！昨日から復帰してるよ』

木「俺の試合きたから？！ゴメンネ」

『いや私の自己管理不足だよ。風邪気味なのに無理矢理見に行っちゃったから…光太郎くんのせいじゃないからね？』

木「Aに5日間も会えなかったのつらかったぁぁぁ………」

『私も…寝込んでる時に光太郎くんの夢いっぱいみて、会いたかった』

木「俺の夢？///ホント？///」

『うん♫』

木「A可愛い…大好き」

『……ありがと』

あぁ。光太郎くんがこう可愛いとか大好きとか
たくさん言ってくれるから、良い気分になってたんだなぁ。

木「A？嬉しくない？」

『可愛くないから…ごめんね』

木「なんで？Aはすっごくすっごく可愛いよ」

『……ありがと』

苦しい。
光太郎くんに話したい
ツラいことがあったよって。
なんでも話したい……

木「今日おかしくない？…なんで？俺のこと嫌いになった………？もし嫌なところあるなら言って。直すから…お願い、A」

『っ光太郎くんの嫌なところなんて１つもないよ』

木「じゃぁ……」

『ごめん…苦しいの。ツラいことがあって』

木「何？話してくれる？」

聞いて、話を聞いて

『私たち写真撮られてSNSで拡散されてる…光太郎くんの彼女だって。それで、この前の試合で女の子達に、陰口言われて、試合後には直接でも言われて』

木「何言われたの…」

『可愛くないって…ブスだって…光太郎くんに合わないって』

木「何言ってるの…Aは可愛いじゃん。可愛すぎるくらい可愛いよ」

『光太郎くんのことB専って言ってた…』

木「気にしなくていいよ！！Aは自信持って！俺の自慢の彼女だよ！それに俺、最初は一目惚れみたいな感じだったけど、好きになったのはAの中身だから。」

『ありがとう、光太郎くん』

木「そいつら何なの？腹立つ！！」

『SNS見るとさ……お似合いって声もあるけど、やっぱり悪口の方が多いからさ…何か参っちゃって』

木「見なくていい、そんなの。もう見ないって約束して」

『うん……』

ちゅ

『ん……』

木「ん…A、これからも俺だけ見てろ。俺たちが幸せならそれでいいだろ。周りなんて関係ねぇ」

『うん///』