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寺「最近侑こーへんな」
治「あー今合宿中やで」
寺「楽しそうやな。プロも」
そんな治さんと寺田さんの会話を小耳に挟みながら、接客をこなす。
それでも頭の片隅から離れないのは
「あ…待って！！……なでなで。またね！！」
顔を赤くしながら頭を撫でてくれて
走り去っていった木兎さん。
寺「最近Aちゃんなんか可愛くなった？」
『何ですかそれ！口説き文句ですか？』
寺「いやいや！笑。ほんま可愛くなったって！」
ドキッとする。
最近はいつ木兎さんがきてもいいように
毎日少しバレないくらいだけど化粧をしている。
それのせいかなぁ…
『別に…なんでもないです』
寺「？恋かな？？」
『違います！』
恋な訳ないでしょう。
相手が相手ですよ！！
私なんかが相手にされてはいけないんです。
でもそれでも、
会いたいなぁなんて…
また試合行かせてもらおう。
その時は、買ったTシャツ着よう。
私の表情の変化を見ながら
厨房からニヤニヤと見ていた治さん。
治「なんや…青春ってやつやな」
寺「は？治何ゆうてんねん」
『っ…///』
青春て………高校生じゃあるまいし
やめてください…
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作者名：z | 作成日時：2021年5月9日 1時
