おにぎり宮の店員さん【MSBY木兎】 (ページ14)

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治「家でくつろぎたいやろにすまんな」

『いいえ！全然平気です！』

そして後部座席から木兎さんが降りてきた。

木「Aちゃん家ここなの…？俺の家そこだよ？」

ええ、知ってます。

ごめんなさいちっぽけなアパートで！

『さすが木兎さんです、マンション大きい！』

木「そんなことないよ！昨年まで寮だったのにさー、今年からマンション用意されていきなり一人暮らしさせられて！な？ツムツム」

侑「ほんまやで。年収上がったら寮出てかされるの勘弁やわ…」

あ、だから今まで一度も遭遇しなかったのか…
今年からってことはまだ数ヶ月だもんね

治「ぼっくんの部屋ホンマ汚かったで？」

木「う"…掃除苦手………。ミャーサムとAちゃんが部屋きたの置き手紙で知って、ヤバいってなったよ…」

治「ドン引きやんな？Aちゃん」

『いやいや…男の一人暮らし！って感じで…いいと思います！』

侑「Aそれは苦しいで」

『すみません！』

木「最悪ぅぅ…Aちゃんに見られたの泣きそう！！！」

恥ずかしそうに顔を手で覆う木兎さん。

治「それよりAちゃんお礼言いたいんとちゃうかった？」

『はい！木兎さん、この前は試合のチケットありがとうございました。とってもとっても楽しかったです。木兎さんも侑さんもみんなカッコよかったです。本当にありがとうございました！』

木「それなら良かった！試合あったらいつでもチケット用意するからまた欲しい時言って？？」

『ありがとうございます！』

治「よし。それなら俺の役目は終わりやな。ツム帰るで」

『治さんありがとうございました。お気をつけて』

治「おん。はよ中入りや。風邪引いたらあかんからな。」

頭を撫でて微笑んでくれて
治さんは侑さんを乗せて帰っていった。

木「ミャーサムとAちゃんって…仲良いよね」

『え、そうですか？店長と従業員ですけど…こんなもんじゃないですか？』

木「分かんないけど！！でも、頭撫でたり、ミャーサム羨ましい！！」

『木兎さんも頭撫でたりする相手いますよね！』

木「んんん居ない！！」

『またまた笑。では、お隣さん同士、お見かけしたらまた声掛けますね！今日はありがとうございました。おやすみなさい』

木「え……あ！待って！！………なでなで////…またね！！」

木兎さんは私の頭を撫でて、そのまま走って去っていってしまった。