王子様はヴァンパイア (ページ4)

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教室ページ4

JK side 教室

あぁ眠い。

とてつもなく

しっかり寝てるはずなのに…

俺は、人間になりきれなかったみたいだ。

どこにでもいる高校生を装って学校に通っている。

今日は、なんだか美味しそうな匂いがした。

クラスの中での出来事だった。

俺はいつものように席で寝ていた

いつもはずっとそのままなのに
何故か俺を誘うものがあった。

目には見えない血の匂い。

しかも、普通の人じゃない。

俺たちヴァンパイアに伝わる伝説のものかもしれない。

なんとも言えない、今すぐいただきたいくらいだ。

一体誰なんだ…

友1「おーーーい、グク〜〜！！
お前珍しく起きてんなぁ〜ww 好きな子でもできか？？」

JK『んなわけあるかよ、いいから寝かせろ。』

俺は軽く言葉を返しながら、

教室の中でする血の匂いに釘付けだった。

『えーー、今日合奏！？絶対かられるわ泣きそ』

「頑張るしかないじゃん！今日も頑張ろ！！」

話し声が聞こえた。

「てか、この前の靴擦れ大丈夫？？
靴擦れの割に血出てたよね？」

………血？

『まぁどうってことないけどね〜w
まだ痛いし絆創膏貼っとるよ』

クラスの中でい一度も話したことのない女子が話していた。

身長は低め、

長い前髪はピンで止め、一つに結んだ髪の毛。

メガネをしていていかにも真面目って感じだ。

まさかこんなやつが…

友1「お前、誰見てんだ？？
おっ！あの子かぁ～～、お前好みだったんだな⤴」

「おーいAさーん！」

JK『うゎ、やめろバカ！』

　
俺は一足遅かったみたいだ。

Aという名前の地味女が振り返ってこっちに向かってくる。

『何かようですか？』

友達1「いやー、グクがさぁーん〜ふごっっ」

JK『おまっ！余計なこと言うな。お前、命が惜しくないのか？』

友達1「命なんて大げさだなぁー、何しろ最近のよろしくない事件も人死んでねーし」

『で、私になんのご用ですか？』

こんなメガネに知られてたまるか

なんでもないときに呼びやがって本当にめんどう。

JK「なんでもないですよ(ニコ！)急に読んじゃってごめんね〜こいつが」

俺は友達1を指さしながらこういった

いつもの営業スマイル！

これでほとんどの女はイチコロなのに
あいつは目をそらしやがらない！