王子様はヴァンパイア (ページ3)

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電気灯ページ3

私達は帰り待ちをショートカットするためにつかっているみちをとうりながらあるいている

いつもと特に変わらない、

変わっているのはハロウィンだということだけ。

小さいときよく言っていた。

あの、どこにでもある東京タワーのような電気塔を眺めながら話した。

A『今日も寒いね〜』

(るか)「そうだね〜、てか最近ずっとだよね」

A『たしかに、前触れもなく寒くなるのやめていただきたいわ〜』

(るか)「それな。」

A『あっ！鳥飛んでる〜』

私はいつもみたいにふざけながら言った。

いや、

鳥じゃない。

私は感覚的にそう思った。

あれは、明らかに飛び方が違かったから。

あの羽。

あの耳らしきもの。

こんな時間にははじめ目見た。

こんな時間どころか、
そんなの本物自体見たことがなかった。

私はただただびっくりして

A『るかちゃん…これ鳥じゃないわ。』

(るか)「うそぉーーー」

A『いや、これはマジなやつ、
だって飛び方おかしいもん。』

『いやーいいね、なんかいい。』

私はるかにそういった。

るかは小説好きで、特にファンタジーを読むみたいだった。

私は、最近はやりの異世界転生の漫画みたいになればいいと思った。

部活付の日々、

彼氏もいなければ出会いもない、

ほしいわけではないけど私は、ちょっとした刺激を求めていた。

そんな私に起きたこの出来事、

少し日常が変わっていけばいいなと思っていた。

その次の日も、私は相変わらず始発で学校に行き

朝部活をして眠気と寝不足と戦いながら一日過ごした。