32話 ページ33
昨晩の大きな難を乗り越えた翌日。
私はとある喫茶店で勉強をしていた。
なんという幸せ。
普通な勉強、普通な店員、普通な客、普通な時間。
これぞまさに私が追い求めていた平凡ライフ。
というか逆に今までのことが異常だ。
喧嘩に抗争に俺の女発言に…
ほんとマイキーくんと会ってから大変な毎日。
でも今日は呼び出しも学校もないし、平凡ライフを満喫でき___
「あれ？Aっちじゃん！！なんでいんの！？」
いきなりとんでくる聞き慣れた声に体が硬直する。
今の声って…いやそんなわけ…
ちょっと勉強しすぎたか…休憩もちゃんと取らないと。
「おい！なんで無視すんだよ！返事しろってAっち！！なあ！Aっちってば！！」
『…はあ、昨日ぶりですねマイキーくん』
「おう！昨日ぶり！」
さすがに他のお客さんにも迷惑がかかるため腹を括り返事を返す。
どうしてこんなにもマイキーくんと会う確率が高いのだろうか。
まさかこれも超能力？
「おーAじゃねぇか」
『あ、やっぱりドラケンさんもいるんですね』
「ああ、マイキーの付き添いでなー」
この2人はセットだし、マイキーくんがいるとなれば当然この人もいるはずだ。
ドラケンさんともよく会うなー。
「俺、Aっちの隣で食べたい！！」
『え、でも他にも席空いてますし』
「嫌だ！！Aっちの隣がいい！！」
『いやでも』
「いぃぃぃやぁぁぁぁぁだぁぁぁ！！」
『…嫌って言っても』
大声を出し、駄々をこねるマイキーくん。
…うっ、店員さんの視線が痛い。
そろそろ止めないと警察とか呼ばれそうな予感…
『…どうぞ』
「やった！！ありがと！Aっち！！」
渋々だが私は横にずり、マイキーくんに席を譲った。
それを見ていたドラケンさんは向かいの席に。
ドラケンさん見ていたのなら助けて欲しいんですけど
チラッとドラケンさんの方をみるがあからさまに視線をそらされる。
ドラケンさんもしかしなくても押し付けたな…
「なにしてんの？」
『ただの勉強です』
「ふーん、じゃあ俺はお子様セットでもたべよっと！！」
『お、お子様セットですか？』
「そっ！俺あれ食べるとテンション上がんだよね！」
『へ、へぇー』
メニューを見ながらキラキラ目を光らせているマイキーくん。
その様子は、どことなく小さな子供のように見えた。
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ぷっちょ(プロフ) - なのはさん» あれ…もしかして自然と斉木くんによせている？笑コメントありがとうございます！ (2021年10月12日 0時) (
レス) id: 7208894a38 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - ケンチンの刺青はレックウザ☆なんか斉木くんみたいな夢主ちゃんだな… (2021年9月3日 11時) (レス) id: 4035e5a938 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - カナさん» ありがとうございます！私も最近似てきたなって思ってきてます笑でもあんな神作と似てると言われて凄く嬉しいです！ (2021年6月20日 19時) (レス) id: 7208894a38 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - あ、好きです!!!!なんか斉木楠雄の災難みたいですね！ (2021年6月20日 16時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - がりがりくんさん» ありがとうございます！お褒めの言葉嬉しすぎます！！これからも大好きと言っていただけるよう頑張ります！ (2021年6月14日 20時) (レス) id: 7208894a38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷっちょ | 作成日時：2021年5月10日 22時
