12話 ページ13
貴方side
『はあ、やっと終わった』
ふぅ、とは吐息付きながら目の前に転がる気絶した不良たちを眺める。
さすがにこんなに能力を使ったのは久々。
肩こった、いてて
正直こんなに調整が難しいとは思わなかったが気絶だけで済ますことが出来たのは良かった。
私が編み出した最終手段。
それはこれだ。
『記憶改ざん棒ー』
作戦はこうだ。
まず、目撃されてでもいいから不良共を気絶させる
気絶はサイコキネシスを使い、相手の頭と首を逆方向に引っ張るという裏技。変な音の正体はこれ。
サイコキネシス
意志の力だけで動かすことが出来る能力。
次にこの棒型の装置を使う。
記憶改ざん棒
人が記憶したものを消し去ることが出来る。
ただし、10分以上5m内にいた人にしか使うことが出来ない。
これを使えば私とやり合ったこと、いや、接触したことさえも忘れるはずだ。
我ながら使える能力。使用方法はとても簡単。
記憶を改ざんしたい相手をこの棒で殴ること。
『よし、それじゃあ早速…』
「あれ？Aっちじゃん！なにしてんの？」
「あ？お前さっき送ってやったのになんでここにいんだ？」
『えー』
マイキーくんにドラケンさん…なんでここに
咄嗟に持っていた棒を背中に隠す。
こんなの見られたら私がやったなんて思われそう。
隠しとこ。
「おい！だからなんでここに…ってここで伸びてるヤツら誰？不良？」
『さあ、私が来た時にはこうなってました』
「ふーん、ってだからなんでここにいんの？」
『シャー芯無くなったの思い出して買いに行ったんです。近場だし大丈夫だろうと思って』
「そんなの明日の朝でいいだろうが！アホか」
『あほでは無いです。真面目と言って欲しい』
「夜中に外出るやつに真面目はない」
結構はっきり言うドラケンさん。
彼は思いやりというものがないのか？
それともこれが彼の最大の思いやり？
『分かりませんね』
「あ？何が」
『いえ、なんでも。それよりおふたりは今からどちらへ？』
「ん？そろそろお互い家帰ろうって所」
『そうなんですか、それではお気をつけて』
「何言ってんだお前、送るに決まってんだろうが」
『いいですよ、2回も見送りなんて』
「それじゃあ次から夜中に外に出んじゃねえ、俺らだって暇じゃねーんだからな」
『…はい』
「それじゃあしゅっぱーつ！」
マイキーくんの掛け声と共に私たちは歩き出す。
いや、その前にやることがあるため私は立ち止まった。
そして_________
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ぷっちょ(プロフ) - なのはさん» あれ…もしかして自然と斉木くんによせている？笑コメントありがとうございます！ (2021年10月12日 0時) (
レス) id: 7208894a38 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - ケンチンの刺青はレックウザ☆なんか斉木くんみたいな夢主ちゃんだな… (2021年9月3日 11時) (レス) id: 4035e5a938 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - カナさん» ありがとうございます！私も最近似てきたなって思ってきてます笑でもあんな神作と似てると言われて凄く嬉しいです！ (2021年6月20日 19時) (レス) id: 7208894a38 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - あ、好きです!!!!なんか斉木楠雄の災難みたいですね！ (2021年6月20日 16時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - がりがりくんさん» ありがとうございます！お褒めの言葉嬉しすぎます！！これからも大好きと言っていただけるよう頑張ります！ (2021年6月14日 20時) (レス) id: 7208894a38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷっちょ | 作成日時：2021年5月10日 22時
