1話 ページ1
「またか…」
太陽が傾き出し、辺りが赤色に染まりだす時間帯。
公園で今まで遊んでいたちびっこ達は家へ帰り出す。
その光景をチラ見しながら私はベンチに座り手に持っているアイス棒を見つめた。
また当たった…これで何回目？
買ったアイス全てが当たりというなんとも信じられない状況。
普通に喜びたいが普通じゃないから喜べないのだ。
とはいっても私は別にラッキー体質という訳ではない。
逆にその方が楽だったと常日頃思う。
超能力
通常の人間には出来ないことをできる特殊能力。
こんな力を私は物心ついた時から持っていた。
つまり最強！！ではないのだ。
そりゃあ周りが聞いたら羨ましいとか言われるかもしれないけど私的にはほんとに要らない。
なんてったって、私は普通に生きたいから！
テレポート、透視、テレパシー、サイコメトリーetc
こんないかにも目立ちますっていうような力いらんわ！！逆に捨てられるんなら捨てるっての！！
ド〇えもんのほうがよっぽどいいわ！！
ｺﾞﾎﾝ…つまりこの力は私には不必要ということ。
だから今まで隠しとうしてきた。
いかなる時も凡人になるために日々努力している。
なのに、最近妙におかしな能力が着いてきた気がする。何故だ、神よ、ジーザス！
変な能力付けるくらいなら無くしてくれてもいいじゃない！
『ホント恨む』
「なにが？」
『……ん？』
独り言を呟いたのに返事が返ってきた、幻聴か？
これもなにか新しい妙な能力？
幻聴能力？
『いやでも役に立たないし、意味無くない？』
「だから、なにが？」
『…え』
さすがにおかしいと思い声がした方を見る。
そこには綺麗な金髪、整いすぎな顔、時折吹く風になびく学ランを羽織る少年、所存イケメンと言う奴がいた。
誰ですか いきなり登場 誰ですか？
ほんとに誰？この人…人間違いしてる？
それになんでニコニコしてんの？
はよ返事しろってこと？するけど
『あのー私になんの用で？』
「別に？(内心：退屈だったし」
『は、はぁ』
「んで？誰を恨むって言ってたの？」
『え、いや別になんでもないです』
「……ふーん(内心：…まあいっか)」
すいません、心の声ダダ漏れです。
それから興味無いなら聞くなよイケメンくん
はぁ…もう帰ろ、ここにいてもどうしようもない。
『これよかったらどうぞ、それじゃあ失礼します」
少々めんどくさいなと思い、全て当たりアイス棒を相手に一方的に渡したあと、その公園を早足で出た。
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ぷっちょ(プロフ) - なのはさん» あれ…もしかして自然と斉木くんによせている？笑コメントありがとうございます！ (2021年10月12日 0時) (
レス) id: 7208894a38 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - ケンチンの刺青はレックウザ☆なんか斉木くんみたいな夢主ちゃんだな… (2021年9月3日 11時) (レス) id: 4035e5a938 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - カナさん» ありがとうございます！私も最近似てきたなって思ってきてます笑でもあんな神作と似てると言われて凄く嬉しいです！ (2021年6月20日 19時) (レス) id: 7208894a38 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - あ、好きです!!!!なんか斉木楠雄の災難みたいですね！ (2021年6月20日 16時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - がりがりくんさん» ありがとうございます！お褒めの言葉嬉しすぎます！！これからも大好きと言っていただけるよう頑張ります！ (2021年6月14日 20時) (レス) id: 7208894a38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷっちょ | 作成日時：2021年5月10日 22時
