末澤誠也と恋してみる？ (ページ7)

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バレンタインページ7

2月14日は、女性から男性へとお菓子を渡して告白をするバレンタインの日。

『なんで女子が男子に渡さなあかんねんやろ。そう思わん？』

末「知らんわ笑難しい話やめよや」

『そんなん考える暇もないもんな。モテ男は』

末「まあな〜」

『否定しろ』

中学の時から仲のいい末澤誠也はいついかなる時も爆モテだったらしい。

高校生になっても変わらないようで、去年のバレンタインも靴箱だけでなく、机の引き出し、ロッカーまでも溢れかえるぐらいチョコが詰められていた。

末「でも好きな子から貰うのがいちばん嬉しいと思うけどな」

『え、好きな人おるん？』

末「その反応なんやねん笑好きな人ぐらいできるわ」

『意外やな、』

友達感覚で末澤と喋ってるけど、私も末澤が好きなうちの一人でこの気持ちはずっと隠しているつもりだ。

だから末澤に好きな人がいることは少し驚いた。

『もう来週やから何作るか決めとかな』

末「いつもありがとうございますー。」

『今年あげるなんて言ってないで』

末「どうせ作ってくれるやん。今年も頼むで〜」

『？なにこれ』

末澤はそう言いながらマカロンをくれた。

末「マカロン」

『いやわかってんねん、急になんで？』

末「調べてみたら分かるんちゃう？笑バレンタインにあげるお菓子の意味、じゃまたな」

そう言ってそそくさと帰る末澤。どこまで適当なんだか。

私は思いながらスマホで調べてみた。
一言一句、末澤が言ってた言葉で。

『特別な存在、って』

これは、期待していいんかな。