末澤誠也と恋してみる？ (ページ3)

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末澤誠也とせーやくんページ3

『はい、どーぞ』

コップに牛乳を入れるだけの作ると言うほどでもないホットミルクを机に置く。

末「ん、ありがとうな」

あと2ヶ月ほどで放送される誠也くん主演のドラマの台本を眉をひそめながら読んでいる。

ドラマの内容は、私にとって耐え難いものだった。

ドラマの相手役の方に少し嫉妬してしまう。私は台本を読む誠也くんの隣に、いつもよりぴったりとくっついて座った。

末「A今日距離近いな笑」

『待ってごめん嫌やった？』

末「嬉しいで笑可愛すぎるな」

『せーやくんがそんなん言うん珍し』

末「うっさいわ笑もー集中力切れた、全部Aのせいやからな」

そう言って台本を閉じるせーやくん。顔がさっきよりも柔らかくなった。私の大好きなせーやくんだ。

『アイドル末澤誠也からオフのせーやくんなったな』

末「そんな変わらんやろ笑」

『私から見たら変わるねん』

私からすれば、アイドルの時は末澤誠也、こうやって二人でいるときはせーやくんって感じでイメージが変わる。(気がする)

末「A好きやで」

『えせーやくんが？今日珍しい日やな』

せーやくんが愛情表現を言葉で表してくれるのは本当に珍しい。

末「なんやねんそれ笑言いたくなっただけや笑」

『明日雪降るんちゃう？』

末「有り得なくはないんよな」

『私も好きやでせーやくんが』

末「そういうAも珍しいな〜？」

『もうやめて恥ずかしい、せーやくん耳真っ赤やで』

末「言わんでええねんもう！！笑｣

こうやって2人していじり合う時間がとても好きだ。ファンのみんなには見れない、見せたくないせーやくんがここにはいる。

末「もっと一緒にいたいな、できる限り一緒におるから」

『うん』

末「反応薄いな、映画でも見る？」

『もういいって恥ずかしいから、映画は見る』

末「見るんや笑」

そう言って二人で一緒に見てた映画の続きを見始める。

今日は寒いからかいつもよりもくっついて、恋人繋ぎをして見た。

いつまでもこの時間が続けばいいのに。