オモウママニ。２ (ページ44)

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「あ、ごめん。そろそろ部活始まっちゃうから行くね。」

『ううん、部活頑張ってね。』

「ありがとう！またゆっくりご飯でも行こ！」

「いいねいいね！じゃあまたね〜。」

と私と嵐山さんから去っていく友人たち。

「白永さん、転入してくるのかな？」

「え、なんか嫌だなー。白永さんがいると成績の順位変わっちゃう。」

「でも勉強の教え方は上手だったよね。」

「うんうん。でも相変わらず近寄り難い人だよねー。」

聞こえるのは私について会話。

その会話を聞くにつれて、私から笑顔が消えた。

嵐山「…白永、大丈夫か？」

『…それは何に対してですか？』

嵐山「いや俺には今の白永が無理してるように見えたから…。」

『多分…大丈夫だと思います。』

私の"わからない"以外の返答に嵐山さんは驚く。

『…こういうの、もう慣れてるんで。』

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

それから私に関係する場所に行くと、知り合いと数回会った。

その度に私は笑顔を作り、会話をした。

そんな私の姿に嵐山さんは慣れることはなかった。

帰りの電車は乗客が少なく、腰を下ろすことが出来た。

嵐山「…この間の続き、今話してもいいか？」

この間の続き…？

ー『…別に人を嫌う事は悪いことではありませんよ。』ー

ー嵐山「でも_____」ー

…あの時の続き…か。

『はい。お願いします。』

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