オモウママニ。２ (ページ32)

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「私のジャージで良ければ」と三上が使用許可を出してくれたが、私の体に対して三上のジャージは小さかった。

三上「発育の暴力…。」

と私の胸を見ながら言った三上の小声を私は聞き逃さなかった。

私は半袖とハーフパンツでも大丈夫だが、宇佐美と三上が許してくれない。

三上「奈良坂くんなら貸してくれると思うんだけど、今日は防衛任務でいないのよね…。」

宇佐美「あ、結束ちゃんは！？」

『…結束はスカウト旅で三門市不在。』

宇佐美「ソウデシタ…。」

すると宇佐美の脳内で私にジャージを貸してくれる人の顔が出たらしい。

宇佐美「いたよ！Aちゃんなら喜んでジャージ貸してくれる先輩！」

『…先輩？』

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ということで、私は1人で3年D組の教室へとやってきた。

『…あの、すみません。犬飼先輩いますか？』

どうやら犬飼先輩は教室に不在らしい。

サイドエフェクトで犬飼先輩の場所を確認すると、犬飼先輩は職員室にいた。

でも一限目まで時間がない。

…今日は諦めて、半袖シャツとハーフパンツで授業受けよう。

その考えになった時、後ろから知り合いの先輩の声が聞こえた。

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蔵内「犬飼に何か用か？白永。」