オモウママニ。２ (ページ27)

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『もうここで大丈夫。…一応怪我人なのに送ってくれてありがとう。』

出水「あ、うん、…おやすみ。」

『…おやすみ。』

と私は作戦室の近くまで送ってもらい、出水と別れた。

作戦室のドアをパスワードを入力して開け、中に入ると…

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菊地原「いくら白永先輩の作戦室を知ってる人が少ないからって開けっ放しは良くないんじゃない？」

菊地原が私の作戦室でくつろいでいた。

…そういえば作戦室から出た時、鍵を閉めずに出たような。

菊地原が閉めてくれたのかな…？

菊地原「白永先輩は作戦室に住んでるんだから、誰か入ってきたらどうすんの？」

菊地原の言う通り、私はこの作戦室で暮らしている。

私の作戦室はサイドエフェクトが効かないよう、室外の音や匂いを防ぐ特殊な壁でできているのだ。

作戦室に住む許可は私の体調を一番に心配してくれている忍田さんが出してくれた。

作戦室の前にはインターホンとパスワードを入力する機械が設置されているのだが、菊地原曰くパスワードがわかりやすいらしい。

『…でも菊地原は勝手に出入りしてる。』

菊地原「ぼくはいいの。」

そんな作戦室を私と似たサイドエフェクトを持つ彼は気に入ってるらしい。