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米屋「白永、解説どうぞ。」
と米屋は私に話を振る。
『…緑川には才能がある。でもまだボーダーに入って約一年。緑川の動きは覚えた芸を見せたくて仕方ない犬なの。
それに比べて空閑の動きは…
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「どうなってんだ…！？」
「緑川が全然勝てなくなったぞ…！？」
勝負の最後に無機質な声がロビーに響く。
《10本勝負終了 勝者空閑遊真》
緑川が空閑の強さに気づいたのは勝敗が決まった後だった。
陽太郎「よくやった、ゆうま！おれはしんじてたぞ！」
米屋「よーし白チビ。今度こそオレと対戦_____」
迅「遊真、メガネくん。」
そんな勝負の後ロビーに現れた迅さん。
迅「ちょっと来てくれ、城戸さんたちが呼んでる。白永も時間過ぎてるぞ。」
と迅さんに言われ、私は時計で時刻を確認する。
『…あ。』
時計の針は会議集合時間の数分後を示していた。
「S級の迅さんだ…。」
「玉狛支部の…。」
迅「おっと悪いけど、おれはもうS級じゃない。単なるA級実力派エリートです。」
…そういえば迅さん、黒トリガーの【風刃】を手放したんだっけ。
緑川「あっ！迅さん！！」
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作者名：満月 | 作成日時：2022年6月21日 0時
