オモウママニ。２ (ページ16)

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_村上鋼side_

ボーダー本部基地付近(南東)

右腕を失ったオレは左手に持つレイガストを3匹の新型トリオン兵に向ける。

新型トリオン兵はそれぞれ色が違い、攻撃方法が変化する。

さすがに3匹はしんどいな。

オレがこいつらの相手をしてる間はその分だけ他の所が楽になるはず。

倒せなくとも引き付けてやる、一秒でも長く…！

すると背後から同じボーダー隊員の声が聞こえた。

？「よう、村上。俺たち忍田さんにこいつら斬ってこいって言われてんだ。

もらって(・・・・)いいか？」

村上「…どうぞ。」

【旋空弧月】

2つの旋空孤月が3匹の新型トリオン兵を真っ二つにする。

『…戦闘体活動限界に近いですけど大丈夫ですか？』

村上「心配ありがとう。もう少し戦ってから緊急脱出するよ。」

『わかりました。…無理はしないようにしてください。』

2人が来てくれた瞬間ホッした。

これがボーダー隊員の実力者の力。

A級1位太刀川隊【NO.1攻撃手】

太刀川慶(20)

A級ソロ【個人総合NO.1】

白永A(16)

太刀川「国近、新型撃破数ランキングはどうなってる？

…は！？白永がトップ！？」

『…』

太刀川「2回も言わなくていい！！

俺らのから2匹、村上につけとけ。けっこうダメージはいってた。」

忍田《慶は東部地区に向かえ。風間隊に代わって、東部のトリオン兵を排除しろ。C級と市民を守るんだ。

Aは南部地区の人型近界民を頼む。》

太刀川「…太刀川了解。」

『白永了解。』

太刀川さん、「黒トリガー来い」って思ってるな…。

白永は相変わらず感情が読めない…。