オモウママニ。２ (ページ13)

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62　似た者同士の狙撃手ページ13

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忍田さん達と別れ、私は狙撃手の訓練室へとやってきた。

奈良坂「会議は終わったのか？」

後ろから声をかけられ振り返れば、戦闘時に着用しているベストを着ていないトリオン体の奈良坂がいた。

『…少し前に終わった。』

奈良坂「そうか。」

会話終了。

奈良坂とはいつも会話が続かない。

荒船「白永、奈良坂、おまえらも今から訓練か？」

誰か来たと思えば、荒船隊の狙撃手3人組だった。

奈良坂「『はい、…あ。』」

半崎「息ぴったりっすね。」

奈良坂とは話が続かない。

しかし話そうとするタイミングや言葉はよく合う気がする。

穂刈「似ているところがあるからな、2人は。」

…似ているところ。

と奈良坂を見れば、バッチリ目が合った。

奈良坂「『白永/奈良坂と俺/私は、…あ。』」

荒船「やっぱり息ぴったりだな。」

『…全然違いますよ、奈良坂と私は。』

奈良坂は私みたいに神様の失敗作じゃない…。