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逃げるように家の中へと駆け込んだあの日から約一ヶ月。
あれから私と�盒兇�んの関係は結構、かなり、とことん変わった。
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海人「おはよ〜、城崎さん。
ね、俺に言うことは？」
「……お、おはようございます」
海人「うんうん。その次は？」
「いい天気ですね！」
海人「………だけ？」
「…………ほら！ホームルーム始まっちゃいますから！ね！席着いてください！」
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なぜか、あれからずっと�盒兇�んは「好き」という言葉をとことん欲しがるようになって、毎日この攻防戦が学校で繰り広げられるようになった。
最初はえりのんやまれおに「え？」って驚かれたり、学校の方々にもそりゃあ……白い目剥かれたけれども。
どうやら、約一ヶ月も同じことが続けばそれは「日常」へと化していくらしい。
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紫耀「城崎って、海人からすげえ好かれてるよね」
「………私が好いてるんじゃなくて？」
紫耀「そりゃ城崎の方が好きなんだろうけど、海人もなかなかじゃない？」
そして、一ヶ月もバイトで連勤を極めていれば私はもう新人扱いなんてされず………結果、平野くんと固定でシフトを組まれるようになった。
五時間の勤務が終わり、帰る支度を済ませると「よし、行こ！」とルンルンな平野くん。
この人は本当に五時間働いたの？ってぐらいまだ生き生きとしていて輝いていた。
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紫耀「毎日ちゃんと好きって言ってるの？」
「………�盒兇�んにお願いされたら逃げられないんだもん」
紫耀「まじで！？すげえー。
そこまで行ったらなんか尊敬する」
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�盒兇�んとの関係が変わったのと同時に、平野くんとの関係も大きく変わり。
私たちがバイト終わりに近くの公園のベンチで好きなものを飲みながら近況報告し合うのは恒例行事となった。
遠くから見て満足出来ていたはずの�盒兇�んが急接近どころの問題じゃなくなった辺りから、どうやら平野くんは私を気にかけていてくれたらしく。
とんでもなく優しい平野くんはこうやって私に打ち明ける場を設けてくれた。
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時雨 桃(プロフ) - 海ちゃんの弟みにキュンキュンしながら読んでます( *´艸｀)更新楽しみにしてます！お身体に気を付けて下さいませ！ (2021年10月18日 16時) (
レス) id: ae4e9ffc84 (このIDを非表示/違反報告)
つき(プロフ) - かいとんさん» わあーーーー！！わざわざご感想？コメント？本当にありがとうございます；；すごく糧になりました。そして、大変長らくお待たせ致しました……！かいとんさんに笑ってもらえますように！キュンキュンしてもらえますように！ (2021年10月18日 3時) (レス) id: da3f129d26 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - 凄く面白くて可愛くてきゅんきゅんしながら読んでます！更新楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2021年10月4日 1時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つき | 作成日時：2021年9月9日 15時
