白鳥沢から来ましたseason2 (ページ22)

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シャッフルページ22

結城side

今日は練習試合を

ポジションシャッフルして行った

ちなみに俺がやったのはリベロとミドルブロッカー

リベロは俺レシーブが苦手だから

古森さんにいろいろアドバイスをもらいながら

まぁレシーブはそんな一気に上達するもんでもないし

でも今日だけで

相手のコースが少し読めたりした

ミドルブロッカーは

速攻とかはあんまり打つことはないし

いつもはできないことができて楽しかった

結城「あの、すみません」

俺は練習が終わってすぐ星海さんの元に向かった

星海「ん？」

結城「星海さんは普段どこを意識して跳んでますか？」

星海「さっき影山も同じ質問しにきた」

あー、日向に教えるつもりだな、あいつ

星海「影山にも同じこと言ったけど

俺は足の裏の母指球に体重かけてる」

結城「影山、母指球ってどこか知ってるんですかね」

星海「いや、多分わかってない」

結城「ですよね

ありがとうございます」

ペコっと頭を下げて

自主練に向かった

ちょうど影山に会い

結城「あ、影山自主練？」

影山「あぁ」

結城「俺にちょっとトスあげてくんね？」

影山「おう」

少し不思議な顔をしながら影山は了承してくれた

サポートの人にボールを上げてもらい

俺は母指球を意識して

床を蹴った

ドッ

思った以上に、今まで以上に高く跳べて

影山のトスとタイミングが合わず

結城「ふげっ！」

顔面にボールが当たった

結城「いってぇ、、」

影山「すまん、お前がそんな高く跳ぶとは思わなくて」

驚いたように影山が謝った

結城「いや！大丈夫！！」

いつもと違う床を蹴る音と

いつもと違うネットの“あっち側”の景色

目線の高さも全く違う

結城「うまくなるって

ワクワクする」