1on1 ページ3
白沢side
体育館の扉を開けると
体育館は真っ暗、誰もいなかった
電気をつけてボールを持つ
青峰「お前からでいいぞ」
白沢「俺、練習行ってねぇから鈍ってるかもな」
青峰「この前ストバスでバリバリやってたじゃねぇかよ」
白沢「あ、そだっけ？
それじゃ、やろっか」
とぼけたことを言いながらボールをつく
ダムダムと音が響く
キュッとバッシュの音がなる
右から左に切り返し
抜こうとスピードを上げる
まぁ大輝はそれでも簡単について来る
フルスピードに達したところで
キュッとブレーキを掛けシュートモーションに入る
大輝も少し遅れてブロックに跳ぶ
シュッ
打ったボールはぎりぎりで入った
その後もひたすらと1on1をやり続け
結果52-46で大輝の勝ち
白沢「やっぱまだまだかなわねぇなぁ〜大輝には」
青峰「そう思うくらいなら必死こいて練習しとけ」
白沢「え、やだよ疲れるし
どうせ公式試合では勝つし
大輝と同じチームな以上、俺に敵はいないし
どうせ全力でやれる相手なんざ大輝か涼太かくらいだ
他の真太郎あたりとは役割ちげぇし」
青峰「そーかよ」
その時
「おーおー、ちゃんと練習しに来とんのや、こんなおそーに」
眼鏡をかけ制服を着た人が体育館に入ってた
青峰「今吉、、、」
どうやら今吉というようで
白沢「ダレ」
今吉「おー、君は白沢A君やろ
わしんこと覚えとらんか〜
わいは今吉翔一や
一応バスケ部のキャプテンやっとる
よろしゅー」
白沢「どうも」
今吉「んじゃま、お先に失礼するわ」
そう言って手を振りながら帰っていった
白沢「なんでわざわざ残ってたんだ」
青峰「お前の実力、確かめに来たかなんかだろ
1回もここ来てプレーしてないんならお前をスタメンに入れようとも出来ないからな」
白沢「俺ベンチでいーけどね」
青峰「キセキの世代なんざ呼ばれてんだから
入れたくなんだろ、フツーは」
そう言いながら大輝は帰り始めていた
白沢「あ、俺も帰る」
大輝の背中を追いかけた
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作者名：Rei | 作成日時：2018年9月1日 22時
