好きになってもいい？ (ページ5)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:249 hit

放課後ページ5

放課後

私は、桜井先生に言われたページを解いていた。

響「もう最悪だ。今日、ついてないな～」

空はだんだんと暗くなっていった。

ガラガラ～
ドアが開いて誰かが入ってきた。

二宮先生だ。

二宮先生「何してる。もう、下校時間だぞ。
もう遅いんだから早く帰れ。」

私の方へ歩いてくる。

でも、心臓がバクバクして何も話せない。

私の目の前に立った。

響「でも、、まだ、帰れないです。桜井先生に、このページ全部やれ…って、、言われたんです」

二宮先生「はぁ…、もう桜井は帰ったぞ。だからもう帰れ。」

響「でも…、言われたからやらなきゃ…」

先生は私の前の椅子に座った。

そして、私のノートと教科書を先生の方向に置いて、手を差し出してきた。

シャーペンを貸せって意味だと思って先生にシャーペンを渡した。

二宮先生「………、、」

響「速い、、、。先生、世界史担当なのに数学もできるんですか？」

二宮先生「………、」

先生は私を見て、ニヤリと笑った。

私の胸の中は、ずっと騒いでいた。

でも、この気持ちがなんなのかは

まだ私にはわからない。

二宮先生「いいか、まずsinと cosののグラフを書いてから数字を書いていけば楽だ。」

響「先生、わかりやすい。
ありがとうございます。」

こうして、二宮先生のおかげで私の課題は無事に終わった。