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『バレンタイン番外編!』「「カカオカオス!!」」「歌い手さん出てなくね?」『きっと!もうすぐ!!(泣)』 ページ18

女子A「ピッ))こちらA…
 ターゲット確認しました。どうぞ」ザザッ


女子C「ピッ))こちらC。
 ターゲット気付いていないようです。
 どうぞ」ザザッ


女子D「ピッ))こちらD…ターゲット……っ!?」


女子F「ぎゃああぁぁあ!!!!」


女子D「大変です! Fが殺られました!!
 こちら避難開始します!」ザザッ


『くそっ、作成A失敗! 直ちに撤退せよ!』


「「了解!!」」


我々は今モンスターと戦っている。

ヤツは獰猛で人間を見つけるとドロッドロのチョコレートで殺りに来る。


ヤツのターゲットは男子。

だから男子は教室に避難している。

戦えるのは女子のみ…


そのチョコレートは、洗い落としても一週間は匂いが取れないのだッ←


天上「くそっ!
 仲間の3分の1が殺られたわッ」


担当「一体あいつは…何なんだ…」


『1つだけ心当たりがある…』


天上「なんですって!?」


担当「一体…?」


この世には、千年に一度だけ魔力を蓄えたカカオが出現するらしい。

そのカカオを加工したチョコレートが、モンスターになってしまったのだ!


女子「Aちゃんから貰った魔法銃でも、傷1つつかないだなんて…」


『他に…何か打つ手はないのか!?』


女子C《ピッ))大変です!
 私を残して"チーム女"全滅です!!》


『なんですって!?』


学校は…混沌を極めていた。

打つ手なし。

正に絶望の縁に立った陸野達は、このままモンスターの餌食となるのか…


女子F「………しかたない。私が出るわ」ガタッ


男子「駄目だ太間! 無駄死にだ!」


担当「太間(ふとま)…駄目だ危険すぎる」


太間「いいえ先生、私ならこの状況を打破
 する事ができますわ」


彼女は自慢の肉腹をドンと叩いてみせた。

その貫禄に息を呑む我々。


太間「私に…行かせて」キッ


男子「行くな太間ッ」


『太間……。分かった、ご武運を』


男子達「「ご武運を」」サッ


彼女の後ろ姿は誰よりも逞しかった。

こんなにも美しく雄々しい戦場の乙女。


太間「クラスメイトには…
 もう手出しさせないんだからッ」



















モン【ギシャアーーーッ】


皆「「ひぃ!!?」」Σ(OωO )


決してモンスターの叫びに怯えたのではない。

我々が何よりも恐れたのは……

そう、太間である。


彼女は陸野自慢の魔法銃をふるうことなく、自慢の強靭な顎で噛み裂いたのだ!

それはまさに殺戮……←


太間「ごちそうさまでした」


「「太間強ェ」」

『屋上の男の子…』「僕に何か用かな?」ニコッ→←『正しい不審者の撃退法』「学生は避難訓練しっかりね!」『雪乃がまともな事言ってる…』「…」『ごめんなさい無言やめて』



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たつの(プロフ) - たまねぎさん» ありがとうございます。私の更新スピードは、差が激しいので頑張りますね! (2018年2月13日 19時) (レス) id: dee4fafba7 (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ - メッッッッチャ続き気になります!更新待ってますね! (2018年2月13日 19時) (レス) id: 7ace257b23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たつの | 作成日時:2018年2月10日 22時

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