【ヒロアカ】黒くても性格は黒くない!! (ページ1)

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不審者討伐黒モヤさん！ページ1

ある日、私は公園にいた。
目の前にはナイフを持って荒い息遣いの男。
つまり不審者。

齢5歳の夏の話であります。

不審者「お嬢ちゃん…ハァ……お兄さんと一緒に……どっか行かないかい？」

『お兄さんよりオジサンが似合ってますよ！』

どうみても60はこえてるです！

不審者「ふふふ……かぁいいなあー…ハァハァ……言う事聞かないなら殺すからね！！」

―ブンッ

振り下ろされるナイフは、やけにスローモーションだった。

私まだ5歳なの！死にたくないの！！

《……なラば俺ヲ呼べ……》

だれ？どこから声してるの？

気が付けばセピア色の世界。
不審者は止まっている。

…木も空を飛ぶ小鳥も、何もかも。

《……サぁ、俺を呼べ…死ニタくないノなら……》

死にたく、ないッ

『助けてッ！！！！』

再び動き出したナイフ。

―ヒュンッグシャッ

私を突き刺す事はなかった。

『あ……キミは…？』

？「名前ナンてまだネぇよ」

不審者「うわぁ！！？」

状況を説明しましょう。

振り下ろされたナイフを、黒いモヤモヤ…(目だけは赤くギラついてる)のが止めた。

不審者は驚き&ビビってる。

？「消え失セろ」

黒いモヤモヤがそう言った瞬間、地面から………いや不審者の影から、モヤモヤが溢れ出して、不審者を吹っ飛ばした。

？「俺ハあんたノ〝個性〟だな。個性発生おメデとう」

『あ、ありがとう』

ふわふわ宙を漂う黒いモヤモヤに、私が戸惑っているのは言わずもがなである。

『それより齢5歳にして、この語彙力を褒めて欲しい』←

？「オー、すごイすごい」