�鵝殴繊璽�side＿ ページ22
教室に男達が入ってきた。
ぼくを殴って来たアイツラだ。
そこから先は早かった。
ずっと殴られて蹴られて…痛くてたまらない。
ショッピ君が助けに来てくれたけどアイツラが強かった。
でも腹に一発でショッピ君は済んだ。
よかった…誰も傷つかないで…
『花音ッ』
え、うそだ…先輩？
来ないで……来ないで…！！
こんなぼくを見ないで！
弱い所なんて見せたくなかったのに…これじゃまた強い男にはなれなかった。
先輩の隣を堂々と歩けるくらい、強い男に。
『ふざけるな？こっちのセリフだよ！
後輩に手ぇ出しといてほざきやがれ！
無茶するんだよチーノはッ自分から助けてって言わないんだよ！
純粋なチーノを穢すんじゃねぇ！！』
取り巻きは一瞬で床に伏せた。
リーダー格の男に馬乗りなって何度も何度も怒りをぶつける先輩。
こんなに強いんだ…
「先輩…やめて……もう…」
ぼくが惨めになる。
花音さんみたいに強くないから、止めることしかできない。
自分で解決できない。
kn「おいAっそれ以上はやめろ！」
sha「うそだ…とめらんねぇ！」
ショッピ君が殴られたと聞いて殴り込みに来たコネシマさんも
一緒に駆けつけたシャオロンさんも
オーバーヒートした先輩は止められなかった。
当たり前だ。
ここの全員を一瞬で捻じ伏せたんだよ。
花音「チーノ、あんたも保健室行くよ！
先生が来るはずだから任せよっ」
いつもはぼくに嫌味しか言わない花音さんが心配してる。
本当は今すぐにでも先輩を止めたいはずなのに。
psn「A！」
今度はペ神？
ペ神は戸惑いもせず先輩の頬をたたいた。
グラついた先輩をすぐさま抱き締めて…
psn「なにやってんだよ！
また怪我増えてるじゃないか！
…なんで話を聞いてくれないの」
ペ神が泣いてるとこ初めて見た。
『チーノが…ショッピもやられた…大切なの…』
簡単な言葉なのに、それに込められた思いは計り知れない。
泣いてる……A先輩も…
『ごめんね…ごめんねチーノぉ…！』
・
あとから聞くと、あの男たちは花音さんに嫌がらせをしていた女のつるみだったらしい。
腹いせにと後輩のぼくを襲わせたんだとか。
別に起こりはしなかった。
ただ先輩が涙を流していたことが胸にこびりついて、離れてくれなかった。
終わり
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たつの(プロフ) - ありがとうございます！夏休み期間は更新し続ける予定です！ (2019年8月6日 19時) (
レス) id: dee4fafba7 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - 更新頑張ってください！！応援しています！ (2019年8月6日 11時) (レス) id: 0634bb892f (このIDを非表示/違反報告)
たつの(プロフ) - すみませんわすれてました…！！ (2019年8月1日 14時) (レス) id: dee4fafba7 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月1日 11時) (レス) id: 1c380357da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たつの | 作成日時：2019年8月1日 10時
