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ページ33

スマホを落として、もう、連絡する術がないと落ち込み、


なるべく雷の音を聞かないように蹲る。






そして、風磨くんに言われた言葉を思い出す。






_____人が行くとこ行くとこに現れんなよ_____







そうかもしれない。私は、風磨くんの行くとこ行くとこに現れてるかもしれない、、、




___風磨くんのお父さんがいなくなった日。その日から私達は

距離ができていたのかもしれない。___


中学の冬、風磨くんのお父さんがいなくなる時、私はずっと見ていた。

風磨くんはお父さんが出て行くのを阻止するが大人の力には叶わず行ってしまう、

私はこの時、見ていなければよかった?見ていなければ風磨くんとこんな状態になることもなかったのかな?



中学の夏、朝同じタイミングで家をでて、風磨くんに挨拶をした。…けど返事はかえって来なかった。




高校の冬、朝同じタイミングで家を出ることも無くなって喋らなくなった、





『…どうして、こんな風になっちゃったんだろう…昔はあんなに仲よかったのに…』


昔、風磨くんから貰ったくさかんむりを思い出す。



『もう一度あの頃に戻りたい…』



小さくなって風磨くんと仲良く話したい…。



『もう一度、小さくなりたい…!風磨くーん、、』





その途端、大きな雷が落ちた







ドカンッ!! ゴロゴロ…

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作者名:魚のほっけ | 作成日時:2019年1月18日 18時

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