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父「東京だと!?」


お父さんの大きな声が響く。


母「どういうこと、A。」


お母さんが納得出来ないという表情で尋ねてくる。


何故、こんなにも両親が荒れているかと言うと…





数分前




『私の憧れの“ソロ”っていう、

ダンスチームがワークショップをやるから、

東京に行きたい!』


と、両親に言ったところ、


冒頭の話に戻る。という訳だ。





母「Aよく考えなさい。

行きたいからって何も受験生の今行かなくてもいいでしょ!?

来年だってあるだろうし、」


『今、行きたいの!今じゃなきゃダメなのーー!!』


父「ダメだ、ダメだ!

お前みたいな世間知らずが1人で東京だなんて!

父さんは絶っ対に反対だからな!」


母「お母さんも反対よ!

ダンスなんてねぇ、大学行ってからにしな。」




はぁ? “ダンスなんて” だって?




『言っとっけど私、大学なんて行くつもりねぇーし、
受験なんてする気ねぇーから!

やりてぇー事がハッキリしてんだ!

大学なんて行ってたら時間の無駄なんだよ!』


母「何言ってるの?せっかくいい高校入ったっていうのに、大学行かないでどうするつもり?」


父「そうだぞ、母さんの言う通りだぞ、A、後で後悔したって、もう遅いんだぞ?」



『なに?こんな時ばっかり、2人で結託しちゃって!

お母さんだって、親の言うこと聞いてこなかったで

しょ!?私ができちゃって仕方なく結婚したんでし

ょ!? 』


パシッ

お父さんにいきなり叩かれた。



叩かれた途端、悲しくなって、何も言えなくなって、、、


もう、話すこともする気にはなれなくなって、




携帯と財布を持って外に出た

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作者名:魚のほっけ | 作成日時:2019年1月18日 18時

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