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学校の日も、剛典と一緒に起きて、一緒に登校する
剛典の家に泊まってることは、
夏来とELLY、直人先生には伝えてある
夏来「亜嵐に会いたい〜」
なんて、さっきからずっと言ってる夏来
『連絡すればいいじゃん』
と何回も言ってるけど、すでにLINEはしているようで。
剛典「A、芯ちょーだい」
『0.5?』
剛典「0.3ある?」
『あるよ。はい』
剛典「ん、さんきゅ」
私が剛典の存在を知ってから、
そのシャープペンばっかり使ってて、
デザインが剥げてる水色のシャープペンに、
私があげた0.3の芯を通す
『ねぇ、今日の帰りちょっと買い物していかない?』
剛典「いいけど。無理すんなよ?」
『大丈夫だよ。剛典も隣にいてくれるし』
前の席の剛典が、私と話すために後ろを向いてくれて、
肘をついて話すから顔の距離がグッと近くなる
夏来「いいな〜私もスクールラブしたい!」
『亜嵐君とすればいいじゃん』
夏来「学年違うからできない」
『放課後デートとかしなよ』
夏来「それはするけどさ!」
夏来とやり取りをしていると、ふと剛典との手が重なった
『どうしたの?』
剛典「…あんま名前で呼ばないで」
私と目を合わせずにボソッと呟く
『亜嵐君のこと?』
剛典「ん。やだ」
『やきもち?』
剛典「悪い?」
『全然。可愛い』
剛典「嬉しくねーし」
『ごめんって。分かったからちゃんと今日デートしてね?』
今日も平和ですな。
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もえのり - とっても面白いです!更新待ってます( *´艸`) (2016年4月29日 17時) (レス) id: b50434647e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海桜 | 作成日時:2016年3月16日 11時