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22 Ryuji ページ22

健ちゃんと校内をぶらぶらしているときになった俺のケータイ





しかも珍しく着信はA






隆二「もしもーし、」






そこで聞いた声は明らか妹の声じゃなくて、






焦った夏来ちゃんの声だった







Aのクラスは焼き鳥やるってのはだいぶ前から知ってて、






Aは調理班じゃないから関係ないと聞いていて俺も安心しきっていた







けど、夏来ちゃんの話によるとAは自ら煙の中に入ったらしい







慌てて言われた場所に行くと、







臣ではない男の子の腕の中に咳き込んでいるAがいて、その背中をさする夏来ちゃんの姿







あ、この子岩田君だ…







Aから話聞いてるからなんとなくこの子かなって直感で感じた







岩田君にお礼を言って、俺がAを抱きかかえるように背中をさする







偶然、Aの吸入器を持ってきてたからそれを吸わせて、落ち着いた頃を見計らって保健室に運んだ。







隆二「ごめん、夏来ちゃん。



Aの荷物取ってきてくれるかな?」







快く教室に向かった夏来ちゃんに感謝しながら、





未だに苦しそうにする妹の手を握る






『んっ、…ケホッケホッ…』







目を閉じていたAが、ギュッと俺の手を強く握ったから、視線を向けると、






目を覚ましたみたいだ。







隆二「ばっかじゃねぇの!



俺がたまたまお前の吸入器持ってたからよかったけど、俺いなかったらどうすんだよ!




自分から危険な場所に近づくんじゃねえよ!




まじで、まじで心配したんだからな…


俺だけじゃなくて、夏来ちゃんも。




よかった。これだけの発作ですんで



岩田君にもお礼言っとけよ」






『っ…、ごめんなさい…』






そう小さく呟いたAは、俺の胸に額をあてた

23→←21 Takanori



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まのか(プロフ) - はじめまして♪ うわわわあw キュン死しそうなお話で 一気に読ませてもらいました^^ 更新楽しみにしてます (2016年2月21日 20時) (レス) id: e00c20a768 (このIDを非表示/違反報告)
りな - はじめまして!ドキドキ感がたまらないです(*´∇`*)更新頑張ってください!楽しみにしてます。 (2016年2月20日 13時) (レス) id: 3df83f9f0f (このIDを非表示/違反報告)
海桜(プロフ) - 友理さん» 友理さんの希望も頭に入れて作品書いていきます!コメントありがとうございます(*^^*) (2016年2月19日 17時) (レス) id: 55b443c414 (このIDを非表示/違反報告)
友理(プロフ) - オチ…臣くん希望です (2016年2月19日 13時) (レス) id: b5da94c6a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海桜 | 作成日時:2016年2月19日 8時

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