4 ページ5
ひかるちゃんにそう聞かれ、自分の年齢に首を傾げる。
たしかに見た目は高校生くらいだし、なんならはば学の制服も家にあったけど…
私は何歳になってしまったのだろ?
そう思っていれば、ヴヴッと携帯のバイブが鳴った
画面を見れば、明日のスケジュールの通知だったが
"はばたき学園の入学式"
という文字が目に入り、自分が高校1年生になるのだと知れた。
「えっと…明日が入学式だから、もうすぐで高校1年生になるよ」
み「あら、私たちと同い年なのね!ちなみに、私たちははばたき学園に通うの。ベルは?」
「2人も?私もはばたき学園なの!」
ひ「本当に!やったー♡これからよろしくね、ベル!」
興奮気味のひかるちゃんに、嬉しそうにニコニコと微笑むみちるちゃん。
双子だけど性格は全然似てないんだな〜と思いつつ
この子達のいる学校生活は絶対に楽しくなるだろと感じた。
その後もお互いのことを少し話し、2人と連絡先を交換してバイバイした。
「わぁ予想外の展開…まさか花椿家と繋がれるなんて…。ふふ、そのうち花椿吾郎にも会えちゃうかも♪」
ゲームでは強烈なインパクトを持つ花椿吾郎のことを考えながら、帰路につこうとすれば
「わぁ!美味しそうなケーキ!んー、買って帰ろうかな…」
大のスイーツ好きの私はケーキの誘惑に簡単に負け、喫茶店の中へと吸い込まれた。
店内も落ち着いた雰囲気で、店員さんのメイド服もレトロで可愛く、一瞬でこの場所を気に入った。
ショーケースに目を移せば、ケーキ以外にも様々なお菓子があり、その中でもカラフルなマカロンが一際目立っていた
「んー迷う〜……このマカロンも気になるし、でもタルトもいいな…いやここはケーキに…」
と、ひとりブツブツ話しながら悩んでいれば
店員「ご注文はお決まりですか?」
と、店員さんに声をかけられる。
「あ、はい!そしたら…七色マカロンセットをください」
店員「七色マカロンセットですね。こちらが2リッチになります!」
そう言われ、財布を出そうとするが…
あれ、そういえば携帯以外全部家だ!?
散策だけのつもりだったので、完全に財布は盲点だった…
しかも、リッチって…円じゃない?
もしかして、この世界ではPay○ayとかQUI○Payとかも使えないやつ?
とりあえず今回は買うのを諦めよう、と口を開いた時だ
「あの、やっぱり…」
?「これでお願いします」
「え?」
突然、目の前のトレーには2枚の硬貨が置かれた。
107人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
若菜(プロフ) - ぷり小説普段使ってますが占ツクにしてはレベル高い!続き書いてーと思うがぷり小説で書いてる私も止めてるんで人のこと言えない (2022年3月1日 23時) (レス) @page9 id: db3ec1d8cc (このIDを非表示/違反報告)
あわになりたい(プロフ) - 七ツ森大好きなんですぅ 更新頑張ってください!! (2022年1月18日 16時) (レス) id: d4278ac4cc (このIDを非表示/違反報告)
アプリコット(プロフ) - ぴーなつここなつ様▹▸ 不定期ですが更新しています! (2022年1月8日 21時) (レス) id: 188108abcb (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなつここなつ - 今でも更新してるんですか? (2022年1月3日 8時) (レス) id: 5cb3497c96 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください (2021年11月25日 10時) (レス) @page6 id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アプリコット | 作成日時:2021年11月15日 1時