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、
「 ああ。そっか…。」
私、スングァンにフラれたんだったって実感するのは
ひとりぼっちの帰り道の
隣の肩がスースーする感覚。
ほんの僅かな時間でも私を全力で好きで居てくれて、
沢山笑わせてくれた。
けれど、それでも、やっぱり。
スンチョル店長への気持ちが無くなる事はないのだ。
一つ吐いたため息が空に消える時、
通りかかったのは夏の花火大会の日
スンチョル店長に手を引かれたあの橋の近く。
あの時の、心臓が飛び出る位のあの感覚を。
忘れることなどできるはずがないんだよ、、
「恋がこんなに辛いなんて、知りたくなかった、、」
あー。だめだ。
泣く。涙出そう。
視界がぼやけて、
橋の下に流れる川が滲んでいく。
「A、早まるな。」
、、え？、、、この声って…。
振り向けば、ずっと会いたかったその人。
右耳に届いた、ずっと聞きたかった声。
ずっと呼ばれたかった名前。
なんで？どうして？
心臓が急に早く動き出して苦しくなる。
ぶわぁってまた涙。
今、すごくひどい顔してる。絶対。
だけど、瞬きさえも惜しい位に。
目を逸らす事が出来ない。
「お前、フラれたからって変な気を起こすなよ、、、全く。」
「…スンチョル店長。」
近づくその足が止まる。
わたしも店長に向き合って。
スンチョル店長はいつもみたいに片方の口角だけ上げて
笑うんだ。
ちくしょう。いつもいつもイケメンだな。
ズズッ。
鼻を啜って。涙も止まらなくて。
「そんなにスングァンが好きだったのか？」
「あ〜。もう。こんなにぐしゃぐしゃになるまで泣いて。」
ティッシュ、ティッシュ〜ってポケットから出して
それを二、三枚取って、私の目の辺りをぽんぽん拭いてくれる。
「大丈夫だ〜。失恋は人間をひと周りも、ふた周りも大きくしてくれるから〜。」
「、、スンチョル店長。」
「ん〜？」
よし。ってティッシュを再びポケットにしまって
可愛くなった〜って私の乱れていたらしい前髪を手ぐして整えてくれて。いたり尽くせりだ。
「スンチョル店長。優しくしないで下さい」
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マイ(プロフ) - 楽しみにしています！よろしくお願いします！！ (2016年12月15日 20時) (
レス) id: df44ace0cc (このIDを非表示/違反報告)
ねごと。(プロフ) - マイさん» マイさんありがとうございます^^感動だなんて…嬉しすぎます!!ミンギュ君には一応ほっこりキャラで登場してもらいます^^笑。これからも読んで頂けたら幸いです~！ (2016年12月15日 8時) (レス) id: 1572c52ac8 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - すごく感動的です！！最後のミンギュ君誰なんだ、、、、！ (2016年12月14日 22時) (レス) id: df44ace0cc (このIDを非表示/違反報告)
ねごと。(プロフ) - メイさん» ありがとうございます~^^来月から更新しますので、よかったら引き続き読んで下されば~幸いです^^！ (2016年10月25日 22時) (レス) id: 9e67831d5c (このIDを非表示/違反報告)
メイ - 楽しみにしてます>_<! 応援してます^^!!! (2016年10月25日 17時) (レス) id: 6ffae00491 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねごと。 | 作成日時：2016年9月15日 20時
