１０５ ページ20
、
スンチョル店長から電話なんて、
滅多にある事じゃない！
これは私史上、大事件だ。
…声が聞きたい。
スンチョル店長の声が電話で
どんな風に聞こえてくるのか知りたいよ。
うん…。
こんな心の声、思いっ切り無視して
それから、閉じ込めなきゃね。
「あ、スンチョル店長！お疲れ様で〜す！」
…耳を澄ませる。
「んー。Aですか？すいません！今忙しくて出られないんですよー。はい。だから代わりに僕が。」
全神経を耳に集めて、集めて。
漏れる少しの声でもいいから、
「あ、はい〜。何かありましたかー？」
いつの間にか洗い物の手は止まって、
２m位先のスマホにだけ集中する。
「はい。わかりました！あーはい？…いや無理ですね。
では、失礼しまーす」
、、、なんにも聞こえなかったー！
受話音量、最大にしとかなかった自分を恨む…
スングァンが電話を切ってテレビのリモコンを
手に取ってチャンネルを替え始めた。
「スングァン！スンチョル店長…何だって？」
「ん〜？何でもないってさー！」
「え？何でもない事で電話なんてしないじゃん！」
「あー、業務連絡だったんだけど、
なんだったか忘れたんだって〜。」
「そうなんだ！スンチョル店長でもそんな事があるんだね！」
スンチョル店長可愛いな、、。
なんて思ったらにやけちゃう。
スングァンには、ばれないように洗い物に集中！集中！
「A〜、僕今日は帰るね？」
急に立ち上がってパーカーを
羽織出したスングァン、、、
ん？どうしたんだろう…
「わかった！また明日ね。
気を付けて帰ってね？」
「うん。また明日、」
玄関まで見送ったけれど。
ドアが閉まる寸前までスングァンはいつもみたいに笑ってくれなかった。
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 740人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マイ(プロフ) - 楽しみにしています！よろしくお願いします！！ (2016年12月15日 20時) (
レス) id: df44ace0cc (このIDを非表示/違反報告)
ねごと。(プロフ) - マイさん» マイさんありがとうございます^^感動だなんて…嬉しすぎます!!ミンギュ君には一応ほっこりキャラで登場してもらいます^^笑。これからも読んで頂けたら幸いです~！ (2016年12月15日 8時) (レス) id: 1572c52ac8 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - すごく感動的です！！最後のミンギュ君誰なんだ、、、、！ (2016年12月14日 22時) (レス) id: df44ace0cc (このIDを非表示/違反報告)
ねごと。(プロフ) - メイさん» ありがとうございます~^^来月から更新しますので、よかったら引き続き読んで下されば~幸いです^^！ (2016年10月25日 22時) (レス) id: 9e67831d5c (このIDを非表示/違反報告)
メイ - 楽しみにしてます>_<! 応援してます^^!!! (2016年10月25日 17時) (レス) id: 6ffae00491 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねごと。 | 作成日時：2016年9月15日 20時
