あいくるしいということ。３

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「どーして？ママ良いって
ゆってくれるとおもう。ミミ」

…まいったな。

「パパは？良いって言ったか？」
「…んー。」
「ミミ？いいか？」

ミミを抱き上げた。
「色々難しい問題があって、
Aはミミのママにはなれない。」
「…どうして？」
「ミミにはまだ難しい話だから、パパも上手く説明できないんだけど…」


「なんで？パパはAお姉ちゃんが好きだよね？
Aお姉ちゃんはパパが好きだし。
ミミもAお姉ちゃんの事大好きだよ？」

「ミンホくんがゆってたもん。」

「けっこんは、だいすきな人とだいすきな人じゃなきゃできないんだよ！って！」

「だいすきだったら、だいすきっていわなきゃだめなんだよ！って！」


ミミの目に大粒の涙が溜まっていく。

一生懸命それを堪えようとするけれど、ぽたぽた落ち始めるのを合図に、「うわああああ〜ん！！」と声をあげて泣き始めた。


「ミミ。よしよし」
「わぁーあ！！ミミ、ママに会えないならAお姉ちゃんがいいー！Aお姉ちゃんじゃなきゃやだー！！」


俺の胸に顔を押し当てて泣きまくるミミの頭を撫でて宥める。…こんなに泣くのは珍しいな。
本当にAの事が好きなんだな。

やっと少し涙が止まってきたミミだけど、
まだ呼吸は、乱れたまま肩を上下させてる。

「…ママ、いいよって言ってたぞ。ミミ」


「…ほんと？、、ママ、ありがとう。」





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