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蒙恬side
久しぶりにアオイちゃんに会いに行った。あの日からはアオイちゃんはだんだん動けなくなり、俺も色々あって忙しくて、いつぶりだろう。5、6年ぶりかな?
アオイちゃんはずっと綺麗になってて、大人びてたけどちょっと幼さもあって、すぐにアオイちゃんだってわかった。
だって、俺が唯一この5、6年間想い続けてきた人だもん
「あ、アオイちゃん、凄く綺麗になったね///」
『え!?本当!?嬉しいなぁ〜』
お花が飛んでる。やっぱりアオイちゃんだ。
「アオイちゃん、あの日の約束、果たしても良い?」
『っ!!約束、覚えててくれたの?』
「当たり前じゃん」
『あんな、子供の時のしょーもない約束だよ?』
「しょーもなくなんかないよ。兎に角、俺に捕まって」
『え?』
「ここから飛び降りるから」
『む、無理だよ!!』
「そんなに高くないから大丈夫だよ!!ほら、おいで」
『う、うん///』
アオイちゃんにギュッと抱きしめられた。いや、おいでっていったのは俺なんだけどさ、なんか、その、うん。
近くで見るとやっぱり可愛い。ってか、胸めっちゃ当たってる。デカくね?
「行くよアオイちゃん!!それっ!!」
『っ!!』
「よっと、大丈夫だった?」
『コクンコクン』
「アオイちゃん、馬に跨がれる?」
『、、、、、、、』
黙っちゃった。
「じゃあそのまま俺につかまってて」
『え、もーくん乗りづらくない?』
「そんなことないよ。俺だって鍛えてるんだから、あの時みたいな貧弱な俺じゃないよ」
そう、アオイちゃんのために鍛えたんだから。
「腹筋とか割れたんだよ?ほら」
そう言って俺はアオイちゃんの手をとり自分の腹筋へと進めた。
『っ////』
照れてる。可愛い。あー、この顔みるといじめたくなる
「何?照れてんの?」ニヤニヤ
『て、照れてない!!』
「本当に〜?じゃあ何で顔赤いの?」ニヤニヤ
『っ!!////もーくんいじわる!!!』
っ!?な、涙目だと!?涙目+赤面って、もう、そういうことじゃん!!!←思春期です
なに!?誘ってんの!?
「っ///い、いいか!!馬を出すよ!!しっかり捕まっててよね!?」
『え、ちょっとまっ、、うわー!!!???』
「どう!?アオイちゃん!!」
『ま、まって!!はやい!速いから!!』
「馬ってそーゆーもんでしょ!?」
『で、でも〜!!!』
「ほらアオイちゃん、目開けてみて」
『んん?っ!!』
アオイちゃんの目が輝いてる。良かった連れてきて。
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作者名:アオイ | 作成日時:2022年6月26日 8時