病弱だから絵を描きます！ (ページ3)

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『ち、ちちうえー、ちょっと、とまって、』

「おや？もう疲れましたか？」

『疲れました！』

「歩けますか？」

『父上だっこ！』

「仕方ないですね、あの木の辺りまでですよ？」

『やったー！！』

王騎将軍も良い感じに甘いんだよ。どれだけ訓練しても体力はあまりつかなかったけど武術は少しはできるようになったんだけど才がないのかな？すっごい下手くそ(((

ある日

「アオイ！今日は馬術！馬に乗りますよ！」

『お馬さん！？ちちうえ！！このお馬さん本物ですか！？』

「もちろん。ほら、よっと、どうですか？初めて乗る馬は？」

『ちちうえー！！！怖い！！！！』

まさかのギャン泣き。馬怖かったんだね。

またある日

「今日は剣術です！その木の枝でやってみましょう」

『木の枝〜木の枝〜、あっ！ちちうえ！この木の枝葉っぱさんがついてる！』

「そうですね(^^;;」

『ちちうえ！！あたしこの枝にする！どーやってふるうの？』

「こう構えてこうです」

『うわぁー！！風がブォンってきたー！あたしもやってみる！！』

「コココ、まだまだですね」

『あー！！ちちうえー！！木の枝折れちゃった！！うぅ、お気に入りだったのに、うぅ』

またまたある日

「今日は弓術です。こうやって弓を構えて腕を引いて離す！」

『あたしもやってみる！かたい、、、ちちうえ、これ硬い。』

「弓とはそういうものですよ」

『うぐぐぐぐっ、えい！』

しゅん、ぽと

『全然飛ばない。ちちうえ、あたしきっと才がないわ』

「あぁー、泣かない泣かない」

またまたまたある日

「今日は戦を見に行きましょう」

『ちちうえ、見えません』

「おや？目が悪いのですか？私には見えますが、、、、騰、見えますか？」

「見えております」

「アオイは目が悪いのですね。夜に沢山絵を描くからですよ。」

『武術よりお絵かきの方が楽しいです』

「あっ！殿！向こうの戦術が変わりましたぞ！」

『あはっ！騰の方が楽しんでる！』

「本当ですね。アオイには何が見えますか？あの旗はみえますか？」

『旗見えるよ！！あれでしょ？』

「そうです！その旗です！」

『敵は陣形を崩した？』

「よくわかりましたね」

「姫様は聴力に長けているのですね」

またまたまたまたある日

「殿、姫様は軍師に向いているのではないですか？」

「あの子が勉強をするとは考えにくいです」

「左様ですね、、、」