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「あぁ、王騎様。どうかこの子だけでも、、、、」


「お願いします、王騎、、様。私たちはもう長くありません故この子の親となっては、、、いただけ、ないでしょうか、、、」
 

「、、、、貴方達にはとても世話になりました。恩返しというわけではありませんが、貴方達の最期の頼み、、しっかりと受けました。」


「ありがとうございます、本当にありがとうございます、、、。あぁ、良かったなアオイ。王騎様がお前を育ててくださるぞ。」


「きっと、きっと、幸せになるわ。王騎軍が助けに来てくれて良かった、、、。この子まで死ぬところだったわ、、、、。」


「よくこの子を守りましたね。最期までしっかりと親の務めを果たしましたよ。」


「うぅうぅ、ありがとう、、、ございます、、、」


「あぁ、アオイ、、、、。幸せになりなさい、、、、」











まだ赤子のアオイ。王騎はこれからどうやってアオイを育てていくのか。王騎の育児奮闘記が始まった。












「さて、騰、育児とはなにをするのですかね」

「うーむ。私にも分かりかねます殿」

「これは女官に任せるしか手がないですね」

「そうですね」



「アオイの世話を頼みます。育児とは何をすれば良いのかわからないので」


「承知いたしました」


「では騰、訓練に行きますよ」

「ははっ」


女官達の間ではとても可愛がられたとのこと。


「あぁ〜、ほんとアオイ様可愛いわぁ〜!!!」

「癒されるわね〜!!」

「まだ赤子なのにこんなに可愛いなんて!!」

「成長がたのしみだわ〜!!!」

「「「「ねぇ〜!!!!!」」」」

『キャッキャ!!』

「アオイ様が笑ったわ!」

「可愛い〜!!!」

「やーん!私にも見せてよ!!」

「私が先よ!!」

「いやいや!私が先に」

「これこれお前たち。仕事に戻らんか」


この何か、偉そうなお祖母さん。偉いんです。わかりやすくいうと女官達の中の司令官みたいな感じ。

長年王騎将軍に仕えているからね。もうすっかりレベルの高いお姉さまになったよ、、、、。


もちろん女官達だけではなく王騎の城の中にいる者全員がアオイにメロメロだった。王騎もね。

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作者名:アオイ | 作成日時:2022年6月26日 8時

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