鬼殺隊七不思議七番目 ２

驚き ページ35

胡蝶side

「あれ？少し遅かったみたいだね」

「まぁ、いいじゃねぇか派手なヒーローは

遅れてやって来るとか言うじゃねぇか」

「ヒーローって何？」

「…………お前…マジかよ……」


なんと時透さんと宇髄さんがやって来た
というか、なんで時透さんはAの羽織を
持っているのでしょう？

『どうしてお二人が！？先に進むんじゃなかった
んですか！？』

「いや、最初は先に進む方針だったんだがな
Aがお前らに応戦しに行けって言ったもんでな
俺たち二人が来たって訳だ」

Aが！？つくづくAには驚かされるし
頭が上がらない……

「よし！それでは時透と宇髄も来たことだ！
童磨を倒して合流するぞ！！」



「「「「『はい!/おう!』」」」」


　 私たちは一斉に童磨に刃を向けた






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そろそろ時透さん達がしのぶ達に合流した頃だろうか
早く倒して此方と合流出来ればいいけど……


現在、残りの人達と一緒に無惨を探しているけど
見つからない。伊黒さんも見つからないし
どうすればいいんだ？




それから迷走すること数十分



「向こうから血の匂いがします！！」

竈門さんが突然叫んだ

その声にハッとし耳を澄ましてみると
キンッという刀と刀が合わさるときに生じる
甲高い音が聞こえて来た

もしかしたら伊黒さんと無惨が闘っているのかも
しれない。そう思い、音のする方へ駆け寄ると

予想は当たった。


目に飛び込んできたのは、血だらけでしゃがみながら
も刃を握る伊黒さんと、対照的に無傷で余裕を
かましている髪が白い鬼舞辻無惨だった


その凄まじい光景に退きながらも足を動かし
私は伊黒さんの元へ、他の者は無惨へ向かった


『伊黒さん大丈夫ですか！？』

伊黒さんの元に着き、声をかけてみると反応がない
数回名前を呼んだり、体を揺すってみたりしたが
全く反応を示さない。どうやら意識がないらしい。
意識がない状態で無意識に刀を握っていたの！？


……とりあえず安全な場所に移さないと
伊黒さんを背中に背負い、戦闘による音が
微かに聞こえるぐらいの場所まで運び、隊服の
裾を破り止血をしたり簡易包帯を巻いたりしていると

「………Aな….のか？」

伊黒さんの意識が戻った

血走った→←胡蝶と生

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