鬼殺隊七不思議七番目 ２

胡蝶と生 ページ34

私、竈門さん、悲鳴嶼さん、甘露寺さん、実弥さん
冨岡さんの以上の六名は伊黒さんを探しつさつ無惨を
倒すとし、我妻さん、過保護な兄が居る玄弥さんは
外傷が多いので一度撤退する事とした









やっと、、やっと無惨を倒すチャンスが来たんだ
掴まなくては。足掻かなくては。絶対に倒さなくては
全速力で城内を駆け巡りながら何度も何度も考え
直した作戦を確認していた









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胡蝶side

「あれあれ〜？しのぶちゃん疲れてきちゃった？」

クソッ目の前に姉さんを殺した鬼が居るのに
倒せない！

「胡蝶！そんな生き急ぐような戦い方はやめろ！
死にたいのか！此奴は俺と相性がいいようだから
俺が前線に出る！だから一度頭を冷やせ！！」

煉獄さんの静止の声が聞こえる

それと同時に横から、カナヲと伊之助君の
物言いたげな視線も感じた
でも、そんなの聞いてられない。目の前に、目の前に
大好きな、大好きな姉さんを殺した鬼が居るんだ！
体がどうなって構わない。私はこの鬼を倒す為だけに
藤の花の研究や刃の研究をしてきたんだ！！

この時の為だけに！！体が毒に蝕まれていくのを
我慢して。感情を抑えて。やれる事は全部やった
あとは鬼に食べられに行くだk





　 パンッ





「いい加減にしろ！胡蝶！！」


煉獄さんに右頬を叩かれた。力を抑えて叩いたの
だろう。少し頬がひりひりするくらいだ


「お前はここで果てようとしているのか？
お前には待つ人がいる______と言っても今の胡蝶
には響かないと思うからな。予めAから胡蝶が
死に急ぐ素振りを見せたときに伝えてくれと伝言を
預かっている」

『Aから？』

まさか、Aは私が考えていた作戦を
分かってたの？

「そうだ。たった一言


"今度二人でまたアイスクリーム食べに行こう"


それだけだ。しっかりと伝えたぞ」


"今度二人でまたアイスクリーム食べに行こう"か…
ふふふっ嬉しい。あんなに目の前にいる鬼を倒す事
しか考えていなかった頭が一瞬でAの事で
一杯になる。心なしか口角が上がっている気がする
一気に冷静になって "生きたい" その一言が
私の中で木霊した


『ありがとうございます！煉獄さん！！
目が覚めました！私は後ろで援護するので
前線お願いします！」

「お礼は勝ってAにしろ！俺は伝えただけだ！」

煉獄さんがこう答え、刃を童磨に向けた瞬間

驚き→←怒りの矛先と

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