鬼殺隊七不思議七番目 ２

閉じ込めて ページ17

杏寿郎side

よもや！Aが酔っ払ったようだ！

『A！大丈夫か？無理せずに病室に戻り
休んでいいんだぞ！！一番大切なのは体だからな！』
さりげなく休むように促してやると

「ふふふっ煉獄さんが私の事を心配してくれている…
すっごくすっごく嬉しいです！！」

よもや……満面の笑みで返されてしまった


はぁ…Aはどれだけ俺を誘惑すれば気が済むんだ
上気して赤く染まった頬、楽しそうに上げられている
口角、蜂蜜のようにとろけた瞳……
Aの体の全てがまるで俺に
"押し倒して…"と妖艶に言っているようだ
それにしか聞こえないし感じない


……だめだ！！理性をしっかりと保て！！


「ふ〜なんか暑いです〜。しょうがないから
前のボタン開けますか〜」

何をするんだA！！
チラリと見える豊潤で甘い匂いを醸し出している
真っ白な二つの山にかぶりつきたくなるだろう！！


……いや、いっそうの事
乱暴に押し倒し、甘くて少し苦しい口づけを送り、
誰にも見られないような所に閉じ込めて
食事も睡眠も排泄も風呂も…………快楽も
全部全部俺が管理して
俺だけしか考えられなくなるくらい狂わせてやろうか


そうだ、俺の屋敷に連れ込んでそのまま……
Aに声を掛けようと口を開こうとしたら

「おい！煉獄！何派手に怖い顔してAを
見つめてんだ？」

宇髄に声を掛けられた

『いや何。ただ酒に酔ったAが心配でな…』

「それに関しては派手に同感だ。

俺も酔っ払ってるAが心配だ。だけどな









Aを奪うのは俺だ。そこの所は理解しておけ」

一瞬、ゾクッと身震いするような殺気が
俺に降り注いだ


…… 宇髄も狙っていたか
想定外だが、Aにそれだけ人を惹きつける
魅力があるということだ
全く……妬いてしまうな


まぁ、最後に笑うのは俺だがな。


宇髄は"向こうの料理をつまんでくる"と言って
離れていった

淡い→←お酒っ

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