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schlechte Erinnerung . ページ4
今日は17時には分駐所を出て 、
彼女より先に家で待っている予定だった 。
「 ねぇ〜志摩ぁ〜、まだ帰っちゃ駄目〜？？ 」
「 報告書を書き上げてから言え 。」
「 ちぇ 」
折角早く帰って仕事で疲れてるAちゃんを
お出迎えするつもりだったのに 。
大人しく報告書 、書いて帰ろ 。
結局終わったのは18時 。これじゃあAちゃんの方が早く家に着いちゃってるな 。
そんなことを思いながら急ぎつつ帰っていれば
降ってきた雨と鳴り響く雷 。
雷を聞いて真っ先に思い浮かぶのは彼女のこと 。
雷 、見てなきゃいいけど 。
咄嗟に彼女に向けて ” 大丈夫？ ” とメッセージを送る 。
仕事を終えているいつもなら 、すぐにでも返信が来るはずなのに 今日は既読すらつかない 。
1人にしちゃいけない 。早く帰らないと 、
そんな気持ちがひたすらに足を早めた 。
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作者名：ひすい 。 | 作成日時：2023年1月31日 2時
