9bicのほのぼのマフィアパロ (ページ12)

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リョウガbirthday ページ12

リョウガside

赤｢こちらリョウガ。終わったよ｣
青｢お疲れ様、あとはいいから戻って来て｣

インカムから流れてくるボスの声に了承の意を返してマイクをオフにする。真っ暗な部屋に1つある窓に寄ってみた。夜の街の明かりが眩しくて、すぐに目を逸らした。

赤｢さっさと帰ろ｣

もう一度部屋を見回す。そこらに着いた赤い跡は、もう見なれた光景だった。

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in 9区アジト

赤｢ただいま、って、みんな寝てるか、｣

もう深夜2時を回っている。朝方のメンバーでは無いが、何も無ければ寝ている時間帯だ。

赤｢あ、先にお風呂場行かないと。｣

血に濡れた服を浴槽に放り込む。いつもは丁寧に洗うんだけど、今日は疲れたし、明日でいいかな。

赤｢リビングでいこ｣

飲み物を取りにリビングに行く。暗いリビングの明かりを探す。壁にあるスイッチを見つけた。

赤｢まぶしっ、、え？｣

青・桃・緑・黄・紫
｢誕生日おめでとう！！！！！｣

テーブルに置かれたケーキやオードブル。どれだけ買ったんだと言うくらいの数の2リットルジュース。

赤｢誕生日、、あ、今日って、｣

そっか、11月29日だ。

黄｢え、嘘でしょ！？｣
紫｢祝われてから気付くとかある……？｣
桃｢えー、ボスがお誕生日に仕事入れちゃったからって、太っ腹に全部揃えたのにー！！｣
緑｢本人が気づいてないんや……｣
青｢なんだよそれーー｣
赤｢あはは｣

それぞれの反応につい笑みがこぼれる。ケーキの上のプレートにはHappybirthday!の文字と俺の名前。

紫｢まぁまぁまぁ、ロウソクやろうや｣
桃｢そうだね！｣
黄｢あ、6本しかないや｣
緑｢ええやん。俺ら6人やし｣
青｢はい、火ぃつけるから、ロウソク溶けないうちに吹き消してよ｣
赤｢わかった｣

カチッというライターの音と共に、ロウソクに火が灯る。早くしろと言いたげなボスの目線を受けながらふぅっと息をふきかけた。

ロウソクの火が綺麗に消える。

赤｢みんな、ありがとう！｣

今日のことはきっとずっと忘れないよ。

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大大大大遅刻ごめんなさい！！！！
11月29日おめでとうございました！！