赤色を君に。

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｢こんにちは〜｣

それはとあるオフの日。

もう2年は通い続けている、美容院に来ていた。

とはいえ、今回は少し久しぶり。

『こんにちは！お久しぶりですね』

｢そうなんです、ちょっと仕事忙しくて…。あ、そういえばさっき受付で聞きました！ついにスタイリストさんになったんですよね！おめでとうございます！｣

少し照れたように笑う彼女は、わたしが通い始めてからいたアシスタントの子。

確かわたしよりも、3個年下だった気がする。

見た目はギャル。けれども話してみると、中身はとてもピュアで。

そんな彼女の接客も気に入り、こちらの美容院に通うようになった。

『そういえばお仕事って何されてるんですか？聞いたこと無かったです』

｢あ、えっと、マネージャーです｣

『マネージャー?!え、テレビの俳優さんとかのですか？』

｢いえいえ、YouTuber、えっと、YouTubeって見たりしますか？｣

わたしの質問に、え？と目をキョトンとさせる。

…あ、あんまり興味なかったかな…。

｢えっと、YouTuberっていうのは…｣

『あたしの友達、YouTubeやってますよ』

｢あ、そうなんですか？今やり始める方多いんですよね｣

きっとまだ若手の子達だろう、なんて思っていたのに。


『コムドットって知ってますか？』

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