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拾壱 ページ11

「よし、太宰くん!

与謝野さんの意識(?)が戻るまでお話しよう!」







太「もちろんいいよ・・・と言いたいところだけど、ひとついいかな?」








え、なに、私まだ怪しまれてるのかな?(もちろん)


味方だって証明したのに・・・(いや、いつ)









「ど、どうぞ。」







太「じゃあ、言わせてもらうけど・・・




なんで、私の事『くん』付けなの!?」









・・・・・・ん?








え、なにそんなこと?






なんか真剣に言ってくるからさ、無駄に緊張しちゃったじゃん!!!(キレ気味)








でもまぁ、そんなことでよかった。









「私は、お館様と10歳以上歳上の人以外は『くん』呼びだから。ついでに言うと、女子はあだ名で呼んでいくスタイルだから。そこんとこよろしくぅ!」









太「・・・そ、そっか。」









ねぇ、ごめんって。引かないで切実に。



冗談なんだって、ちょっとしたジョークじゃん!



なんで乗ってくれたりしてくれないかなぁ!




くそ、そんなんだから包帯巻いてるんだよ!!(羞恥心からの怒りです。)









ーーー気を取り直して、








「んで、武装探偵社って何をするところなの?」









そう言うと、太宰くんはちょっと驚いたように目を開いた。






え、なんだよ。









太「驚いた、きみ武装探偵社に興味あったんだね。」









「ほんと失礼だな。」









私がそう言うと、太宰くんは「ごめんごめん。」とヘラヘラ笑いながら気持ちが清々しいほどこもっていない謝罪をした。








ほんと失礼だなこいつ。(2回目)








太「えっと、武装探偵社はどんな所かだっけ?





答えはね、人助けをする所だよ。」









その答えに、私はどこか安心した。






なんだ、同じじゃん。









「じゃあ、私たちと仲間だね!」









そう言って私は微笑む。









太宰くんは、キョトンとした後私と同じように微笑んだ。









太「ねぇ、杷陰ちゃん。これからどこ行くかとか決まってないよね?」









「特に決まってないけど・・・何で?」









太宰くんは真っ直ぐ私の目を見て言った。









太「武装探偵社に入る気は、ないかい?」

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- おぉ!!更新頑張れ下さい! (2020年3月18日 23時) (レス) id: b654ed0c5e (このIDを非表示/違反報告)
アクちゃん(プロフ) - とても面白かったです!更新頑張ってください!!オチは豪炎寺さんがいいです! (2019年10月22日 14時) (レス) id: 2dd416c626 (このIDを非表示/違反報告)
なすけ - 面白かったです!血の呼吸って、何の呼吸の派生ですか? (2019年8月29日 21時) (レス) id: c4de24453f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 流石柱 (2019年8月24日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
水無月 - このお話すごく面白くて好きです!!更新頑張ってください!! (2019年8月21日 16時) (レス) id: a3c8b29d2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クロミ様 | 作成日時:2019年5月8日 20時

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