卒業 ページ16
3月某日
小さかった弟がとうとう高校を卒業する
「来てしまったか」
「何、緊張してんの、移るからやめて」
何故か弟より緊張してるし、気合いが入っている私
最後だからと帰省して式まで行くことになった
「ねえ、絶対お姉ちゃんまで式来てる人いないよ来ていいの?」
「、まあ、感謝してるし」
ぇ、感動
いつの間に反抗期終わったの
「ウジさんと一緒に暮らせたのも姉ちゃんのおかげだしな」
ニッコニコでネクタイ締めながら振り向かれても
それが感謝の98%を占めてるだろ
「あんた達〜準備出来たなら行くよー」
お母さんがそう呼ぶ
「行くか」
「うん」
この事はメンバーの皆さんにも伝えていて
当然ジフンさんも「お祝いしないと」と喜んでいた
[卒業生退場]
ザッ
たくさん練習したんだろうな、一斉に立ち上がり中央から捌けていく
いい卒業式だった
卒業証書を受け取る弟の背中はひょろっとしてた割に大きくなっていて頼もしかった
最近トレーニング始めたって言ってたからその成果なんだろうな
答辞で涙声になりながらも仲間との思い出と家族へに感謝を伝える生徒会長に私たちは涙した
教室で最後のHRを終え、校舎から出てくる弟
私はHRには行かず、靴箱で花束を持って待っていた
もう既に小さなブーケを持っていた弟は少し驚いた顔で立ち止まったが笑ってそれを受け取った
「綺麗でしょ」
「うん、姉ちゃんのことだから全部花に意味あるでしょ」
「バレた?」
あはは、と家族で弟を囲みながら花の意味を教えていたら何やら後ろが静かで、少し騒がしい
弟が顔を上げると、少し眉をひそめた
私も不意に振り返ると
大きな花束を抱えた男の人とそれを囲む大男たち
その男たちはサングラスをしていて表情は分からないが
13人居る
確かに13人いる
明らかに不審者なのだが何故か止められずに靴箱まで来たその軍団はずんずんとこちらへ向かってきた
警戒した私と父は弟と母の前に立ち塞がる
弟の前で立ち止まった軍団の中で中央で花束を持った人が一歩前に出た
「弟」
「「卒業おめでとう〜！」」
そう言ってサングラスを一斉にずらした
「え！え!来てくれたの！！！」
久しぶりにあった大男もといSEVENTEENの皆さんに興奮が抑えられない弟
母「ほら、ありがとうは?」
「カムサハムニダ！」
『『チュッカヘ〜』』
これがSEVENTEEN式お祝いだったのだ
続く
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ぴの(プロフ) - おーっとすみません！！オリフラついてました！オリジナルじゃないです！！自首します！捕まえないでください！ (9月16日 19時) (
レス) id: d8f7c9c81e (このIDを非表示/違反報告)
非ログの違反警察 - https://uranai.nosv.org/page.php?p=rule (9月16日 9時) (レス) id: 30e8e2ad0e (このIDを非表示/違反報告)
ソナ(プロフ) - この作品めちゃくちゃ面白いです！！一気に見ちゃいました、、、。あとオリフラ付いてます！更新待ってます！頑張ってください！！！ (9月15日 12時) (レス) id: 4708a08344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ari | 作成日時：2023年9月15日 2時
