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「よし!完璧、私にしては上出来!!」





土曜日の昼の11時半



なんでそんなにワクワクしてるかって?

ふふっ、今日は大貴とおでかけなのだっ!






そんなの10年ぶりだからすごく楽しみに決まってる。




コーデネートは麻里が決めてくれたの。





待ち合わせ時間まで後10分。


いつもならこんな時間短かいと、思ってたけど






今日は長く感じる。



早くこないかなぁ〜。



すると、突然、




ドドドドドッ!



誰かがおもいっきり走って私の前にきた。



一瞬大貴に見えたけど、大貴がこんな

カッコいい私服持ってるわけないよね。





だって、大貴はオレンジが好きだからもっと


派手なの着るでしょ。




「おい、無視すんなよ。」



大貴の声に似てるけどきっと


そっくりなだけだろう。




でも靴は大貴のだった。




私が顔をあげるとそこには

私でも分かるほどこわい顔をした大貴が




仁王立ちして私を見下ろしていた。

8→←6


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作者名:ナンポン | 作成日時:2016年11月22日 22時

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