No.15 たまにはアピールされてみよう【まさかの中編】というより過去編 ページ15
ゼ「ちびなす！火が強すぎだ💢！！酒も多いっ！！！」
『やべっ！！』
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
『くそ〜...』プシュ〜...
おr...私の上にはタンコブが積み上がっている。
さっき「頭を冷やしてこい！」...何てクソジジイが言うから屋根の上で反省会中だ。1人で。
『....さっきは酒が多いって怒られた、他は火が強すぎる、よそ見すんな、焼き色に注意しろ....私怒られすぎだ...』
少し落ち込みながら、しかも____と空を見上げる。海を眺める。
『今日は、晴れだ』
ただでさえ絶不調なのに、気分が沈む。
だって、あの記憶が蘇ってくるから。飲み水が乾いて消えて、喉がカラカラで死にそうになったあの時。
すぐそこに水があるのに、飲めない絶望感。
でも、大切なことを知った出来事だから文句を言いたいわけじゃない。
ただ何となく、漠然として、嫌いなだけ。
そんなわがままでクソジジイ達を困らせたくない。だから相談したことはない。きっとこんなことを考えていることなんて知らないだろう。隠しているから。
ここは海上レストラン。空腹で死にそうな奴を少しでも減らすための海のど真ん中にある素敵な場所だ。
さっき晴れは嫌いと言ったけど....でも、綺麗だから。
海は綺麗だから、空は綺麗だから、ちょこっとだけ好きだ。______を思い出す綺麗な青空色。
ゼ「...戻ってこいチビなす」
『だからチビなすじゃねェ！....は！？』
なんで...！？今まで見つかったことないのに...！！
_____________________________________________
ゼ「口調直せチビナス！！！」
『いて！？うっせえ！』
ゼフとしては一応、丁寧な対応ができる大人になってほしい。“おれ”は別にいいけれど、“うっせ”は直して欲しいと思っている。
だがサンジュは元々“私”が一人称なので、その心配はご無用。
まさかの中編��(ﾟДﾟ)
もしかしたらまだ続くかも...(流石に...ない、よね？)
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作者名：三毛猫は世界を救う | 作成日時：2022年10月20日 21時
