今日は、少し肌寒いですね。 _登坂広臣

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「.....」


...何かいい匂いがする。
...あー、コーヒーかな。私飲めないけど、いい匂いだよね〜。



...え、私飲めないんだよね。
.....え、家にコーヒーあったっけ。
...え、しかも私今寝てるじゃん。え、誰、誰誰々。



剛「A〜、いい加減起きないと遅刻するぞー」



なんて聞こえてきた剛典の声でようやく状況を理解した。
そうだ、あの後さんざん思ってることとかをばぁ〜って言ったら深夜テンションの私は寝ちゃった...んだっけ？



剛典のいい匂いがする布団からでてリビングへ向かう。
若干開きにくい目を開けてソファに座ってコーヒーを飲む剛典を視界に入れる。






「...おはよ。」
剛「おはよ。A今日の仕事なにか忘れてない？」
「...え、なに。.....んぁっ、ロケか。ロケか！」


めっちゃ大事だしなんか私服でロケするらしいのにがっつり剛典の家いるし。
なんなら今ソファ座ろうとしてるし。





なんか今日のロケはEXILEの弟分の三代目J Soul Brothersというグループの謎に迫ると共に観光地を巡る！...まぁそんな感じのロケでけっこう大事。しかも私服。



「ちょっ、剛典？私の服乾いた？」




昨日ちゃっかりシャワーも浴びた私の服は剛典の家の洗濯機にポイッと放り込んだので洗ってあるはず...



剛「あ〜、残念ながら乾いてないよ」
「うっそでしょ...」
剛「なんか俺の着ていったら？」
「.......そうする。」






若干男性物の服を着こなせるかは不安だけどもぅ今これまた剛典のTシャツに短パン姿の私は剛典の服を着るしかない状況なわけで、剛典の衣装部屋に急いだ。

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