今日は、少し肌寒いですね。 _登坂広臣

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隆二くんと直くんが出ていって数分。





私はデザートで悩んでるからそんな気にならないけど絶対登坂さん嫌だよね。





しかもさっき叫んじゃったし。





「俺、だったらこれかな？」ってパフェ指さして言ってくれてから登坂さんちょっと複雑そうな顔して黙り込んじゃったからもぅただただ沈黙が続いてる状況。





まぁ、そんな登坂さんも私を女だってしっかりとは意識してないだろうから大丈夫だ。





...私はすくなくともちょっとは意識してるけど。





私はデザートについて悩んでよ〜っと。





臣「...Aちゃんさ」





いきなり喋り出した登坂さんにびっくりして横を向くと頬杖をついてこっちを見ていた。





「...はっはい」





臣「隆二とか岩ちゃんとか直人さんとかは下の名前で呼んでるのになんで俺だけ『登坂さん』呼びなの？」





…確かに。あんまり意識したことなかったけど



なぜか登坂さんだけ名字呼びだった。




「...なんでだろう。ん〜」





質問の答えてして正しいものを記憶の中から探すけどこれといったものはなくて...。





「あ。」





「多分。登坂さんが大人でかっこいいからだと思います。」





臣「え？」





「なんか、剛典とか直くんとかとはまた違った大人のかっこよさ？っていうんですかね。
いつも冷静で大人で...しかもあんまり喋ったことがないので登坂さん呼びでした。」





答えは極めて簡単なものだった。





隆二くんとか直くんとか健ちゃんとかは最初の頃にすごく話しかけてくれたりしてたから下の名前で呼んでたけど





登坂さんはその私たちが喋っているのを黙って見てる人だったからあまり喋る機会がなかったんだ。









...これからはいっぱい喋ってみたい.......かも。

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