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「...飛真?.....」

飛真は眠るように静かでいつもみたいに「...A...きたの?」なんて言って起きてきそうなのに
飛真の周りではいろんな音が散乱していての飛真の傍ではお母さんが泣きながら飛真の事を呼び続けていた。







飛真のお母さんの隣に行き私も「飛真、飛真!しっかりして!」と呼びかけ続けた。


そんな私と飛真のお母さんの願いも虚しく私達の叫びに返事をするかのように乾いた機械音が部屋に鳴り響き私の耳に届いた。





飛真のお母さんが声をあげて泣いた。







それからぞくぞくと飛真の親戚の方が集まりだし私は黙って病室を出た。




まだ私は信じられなかった。









母「...A?明日、飛真くんのお葬式だって。」
「うんー、分かった」



次の日に母と飛真のお葬式に向かった。
そこには飛真と同じ部活だった人や飛真の友達やいろんな人が集まっていた。

みんな涙を流していた。




お焼香の時、目の前の写真で笑っている飛真にもぅ二度と会えないなんて想像もつかなかった。


想像がつかないより信じたくなかったのかもしれない。









母「Aちゃん、飛真のためにわざわざありがとう」
「いえいえ、全然大丈夫です」
母「Aちゃん無理して笑ってない?飛真のために飛真が大好きなAちゃんの笑顔で飛真を送ってあげてくれないかしら」


と涙をポロポロ流しながら笑って飛真のお母さんは私に言った。




飛真にはもう二度と会えないんだ。
飛真に好きだよって伝えることはできないんだ。
飛真のバスケしてる姿を見ることはできないんだ。



飛真はもう二度と笑顔で私の名前を呼んでくれないんだ。





涙が止まらなかった。

飛真のお母さんは私を優しく抱き締めてくれた。




母「飛真ね、病室でAちゃんには幸せになってほしい...Aの事だから俺が可愛そうだとか思うんだろうけど俺の事なんて忘れてAが幸せになれる人生を歩んでほしいって言っていたのよ。」


と飛真のお母さんは私を抱き締めながら言った。









そして

母「けど…飛真...は、俺がAを幸せにしたかっ...たって。」




飛真のお母さんが無理して笑っているのが分かった。


私には無理して笑うなんてもう無理だった。









この世に神様は本当にいるのだろうか。
願ったのに、あれほど願ったのに

どうして私の大切な人をいとも簡単に奪っていってしまうのだろうか。

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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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アネラ(プロフ) - ma9さん» 初めまして、読んでくださりありがとうございます!引き続き宜しく御願い致します (2019年6月17日 17時) (レス) id: 694bb01d3e (このIDを非表示/違反報告)
ma9 - 初めましてです。毎回楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2019年6月16日 22時) (レス) id: 6caee87ad9 (このIDを非表示/違反報告)
アネラ(プロフ) - しょりそうらぶさん» リクエストありがとうございます!とっても面白そうです…、書いてみようと思います! (2018年6月2日 23時) (レス) id: f145052226 (このIDを非表示/違反報告)
アネラ(プロフ) - 美紀さん» 美紀ちゃんありがとう〜! (2018年6月2日 23時) (レス) id: f145052226 (このIDを非表示/違反報告)
しょりそうらぶ(プロフ) - おちが雨宮広斗で、主人公の女の子も強い設定のがみたいです!! (2018年6月2日 19時) (レス) id: ee24d17794 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アネラ | 作成日時:2018年6月1日 0時

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