今日は、少し肌寒いですね。2 _登坂広臣

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次の日


今日はお仕事も三代目としての集まり事も何も無くてオフの日だった。

でも事務所に行かなくてはならない用事があったので朝から事務所へと向かっていた。





事務所の自動ドアを抜け受付の方に挨拶をしエレベーターへと向かった。
先に並んでる人がいたのでその後ろに並ぶ、と








健「あれ、Aやん、オフやのにどしたん？」

まさかの前に並んでいたのは健ちゃんだった。

「あぁ……ちょっと用事があって」


そんな時にエレベーターは１階につきトビラが開いた。

先に入り閉まらないようにボタンを押しておいてくれる健ちゃん。




健「へぇ〜用事かぁ、休みの日やのに大変やな笑」


私の用事が何か知ったら「そんなこと気にせんでええねん！俺に言うてみ？どうにかしたるから！」とか言いそうだなぁと思ってたら2階について


健「はい、A」

と、またもやボタンを押して先に降りさせてくれようとしている健ちゃん



「あ、健ちゃん私、用事ここじゃないんだ」
健「え、そうなんか、じゃあ、お先、また明日な！」



笑顔で手を振ってくれている健ちゃんが見えなくなって一つだけ溜息をつき私は覚悟を決めた。

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