今日は、少し肌寒いですね。2 _登坂広臣

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朝、起きて時計を見るとまだ10時半だった。
今日は私は午後から仕事だからまだこの時間まで寝れている。

なんなら、もっと寝ようと思っていたのに起きてしまった原因は








剛[なぁ！A起きろって！]
剛[A！！]









通知音……。



え、なに？剛典仕事でしょ？

[なに？]

と返すとすぐにつく既読の文字。









剛[なぁ、A臣さんからなんか聞いてる？]


[え、聞くも何も…なんかあったの？]


剛[臣さんさ]









え、なんだろう。
怖い、怪我でもしたの？今仕事にきてないの？



剛[臣さん彼女できたんだって]






サァッと血の気がひく感覚。
よく血の気がひくって言うけどまさにその感覚。

手や足やいろんな所のあったかかったものが一気に冷えてなにもなくなる感じ。






頭も真っ白で何も考えられない。
私の体そのものがなくなったみたいで。









別に告って振られた訳じゃないし、別に私には何も支障はきたしてないけれど

私の体の全てがなくなったような感覚。








あぁ、もぅいいや。と思ってスマホを伏せた。

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